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トップページ > インタビュー > くりはら移住定住コンシェルジュ > 伊藤秀太さん

伊藤秀太さん

更新日:2020年12月16日

【農家を盛り上げるコンシェルジュ】
伊藤 秀太(いとうしゅうた)さん

こんな人におススメ

  • 栗原で農業を始めたい方
  • 農業に興味がある、または関わってみたい方

大学を卒業してから市内の農協で7年働いていた伊藤さんは、もっと自分で判断して自分で行動できる環境をさがしていた時に、現在の職場である「有限会社 耕佑」にご縁があり、当時の社長や専務と話をしていた中で「ここでで働いたほうが面白い」と感じて転職。現在は、「くりはらファーマーズ」の代表としても活動し、若手農家と栗原の農業を盛り上げている伊藤秀太さんにお話を伺いました。

Q1.耕佑で働いたきっかけ、ファーマーズプロジェクトの始まりについて教えてください。

もともと栗原っていう地域に生まれ育って、ここの地域は「農業」っていうものがないと成り立たないなという想いはありました。農業で自分の畑や土地だけじゃなく地域の土地も耕すし、治水のために、しっかり草を刈ったりしていかないと、どんどん土地が駄目になっていってしまう。だからこの地域には農業が必要だと思っていました。

ファーマーズプロジェクトのきっかけとしては、農業をやりたいって思う同じ世代や下の世代たちがいっぱい居れば、「農業」というものがこの地域で成立するなって思ったんです。農業に入りやすくするキッカケとか、農業が面白かったり、かっこよかったり、稼いでいたりする農業の姿を作りたいと思って、仲間を集めたのがきっかけです。
(ファーマーズを知って農家を始めた方っていますか?)
たぶんいると思いますよ。少しずつですが仲間になってくれたり、地元に帰ってきた人も含めて、外からきて農業の話をする人がいない人も輪に入ってもらって、話ができたりとか。変わった人が多いんで(笑)
今は15人から20人くらいのメンバーがいます。農業やっている若手が15人、市役所の人だったり、関係のない職業の人だったり、料理する人とか色んな人がいます。農業だけの人達じゃないのが良いとすごく思っています。料理人がいることでレシピを作ってくれたり、仲間のデザイナーは埼玉にいるんですけど、彼女がいることによって鍋セットの構築を考えてくれたり、その辺は仲間がいるっていうことが大きいですね。

Q2.移住して農業を始める難しさってありますか?

その土地の気候、土、水とか、そういうものを理解しないといいものは作れないし、そういうものも移住してこないとわからないし、農業って生産物ができるなどの成果が出るまで、どうしても時間がかかってしまうんで、その間に自分の生活費を捻出できなかったり、一作目が失敗すると、それが更に苦しくなってしまうということがあるので、そこの難しさはあるなと思います。

移住して農業を始めたり新規就農する人は、売り先がなかったり、何作っていいかわからないとか、栽培上の悩みとかも出てくると思いますが、それをシェアしてもらうことによってきっかけをあげたりアドバイスをみんなでできたりします。だから一緒に集まって活動でききるのかなって思います。外から来た人と繋がれば、私たちもまた新しいチャレンジができると思っています。

Q3.一番楽しいって思える瞬間と嬉しい瞬間を教えてください。

自分で作ったものを食べる人が評価してくれること。料理人だったり、食べる人がやっぱり「美味しい」って言ってもらえる事が農家にとっては一番嬉しい事かな。

そして自分の農産物だけじゃなくて、仲間の農産物が外で評価をしてもらえたり、仲間が取引をするきっかけを作る事ができた時は嬉しいです。

Q4.栗原の好きな場所はどこか教えてください。

え~俺は栗原が嫌いなんでっていってしまうからな(笑)
田舎の閉鎖的な所が嫌なんです。人間関係とか。1ミリでも遠くに行きたかったので、大学は東京じゃまだ足りなくて静岡までいったんだよね(笑)家の裏からみる「栗駒山」が好きです。小さい頃から見ているから好きな風景は「栗駒山」です。好きな季節は5月の田植えが終わった頃かな。

Q5.栗原で農業を含めて「もっとこうだったらいいのになぁ」を感じることはありますか?

それなら1時間くらい話せるな(笑)
外に物事が向きにくいこと。それは、栗原から外にっていう事だけじゃなくて、栗原の中でも「栗駒」は「栗駒」、「一迫」は「一迫」っていう意識が強いし、オープンじゃないんですよね。だんだん世代が変わるにつれてそういうことはなくなってはきてますけどね。
例えば、何かを外に向けてチャレンジしたい時に、ブラッシュアップしてからじゃないと外に出せませんということが多い。商品とかでもね。それも大事なんですけど、一回外に出してみることの方が、若い頃は特に大事かなって思います。

Q6.今後の抱負を教えてください。

プロジェクトを作ったのもそうだったんですが、農業をやるのに、ちゃんと「入口」を作ってあげることと、経営というステージに行くことを、時間を短く楽にするお手伝いができれば、それで農業をしやすい栗原にするのが目標ですね。移住して農業する人へもしっかり対応します。でも「ゴリゴリ」いっちゃうから覚悟してね。

Q7.最後に移住希望者に向けてメッセージをお願いします。

外の方が来るって我々にもすごく刺激になるので、一緒に栗原で面白い事ができればいいなって思っています。

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