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渡辺信雄・渡辺生子ご夫妻

更新日:2020年11月18日

【人生の楽園で暮らすコンシェルジュ】
フルーツ工房・土里夢
渡辺信雄さん
渡辺生子さん

こんな人におススメ

  • 里山への移住をしたい人
  • 農業を始めたい人

Q1.栗原でお店を開いたきっかけを教えてください

信雄さん:栗原に移住したのは6年前でした。家を建てたのが内陸地震の半年前。東京で定年退職して年金使いながら暮らすのはつまらないなぁっていう気持ちが強くなり、どこか移住先を40歳過ぎから探していたんですね。ブナ林が好きだからブナ林の近くがいいねってことで、栗駒山のブナ林に辿り着いて、栗原市が凄く気に入りました。探しているうちに宝島社から出ている「田舎暮らしの本」に行きついて、ここに辿り着いたの。偶然が積み重なっているんだね。


私たちが、シャーベットを売り始めたのは、もともとは桃の収穫の手伝いを栗原でしていて、形が悪いとか虫がつついたとかで半分以上を捨てていました。あまりにも勿体ないんじゃないかって思い、加工すればいいんじゃないか、加工するには何が良いか、シャーベットがいいべってことになって決めたんだけど、売るためには保健所の許可が要ると。それで段々話が大きくなって、桃だけちょこっとやってちょこっと売るだけじゃ収まらないですよと市役所に言われたもんだから。結局身近にある色々な材料を揃えて一年中やってるって形になったわけ。それでお店を開いた。



生子さん:私はここ(お店のある場所)でお店をやることは反対だったんですよ!誰も通る人なんていなくて、通るのは狐と狸くらい!こんな場所で開いて、絶対お店なんて出来やしないと思っていました。

信雄さん:でも美味しけりゃ山奥でも来るって思ってね。
生子さん:でも確かに心配はしたけれど、一緒にやろうって言ってくれた地元の人たちが本当に喜んでくれて。私たちが住んでいる周りには、店もコンビニもバス停も信号も無いから(笑)ここの雑草を刈ってくれたりベンチを作ってくれたり看板をつくってくれたり、全部集落の人がやってくれて。それがとても嬉しかった。


【 そば処をつくったきっかけは何ですか? 】

信雄さん:ここに来るお客さんが「何か食べるところ近くにないですか?」って聞く人が多かったんです。私たちのお店の周辺にはお店が一軒も無いからさ。後、冬になるとシャーベットの売り上げも安定しないからっていうのもあって、私がたまたま20年前から蕎麦を趣味で打っていて、教室開いたりしたこともあって、蕎麦ならできるかなって思って、初めてみました。花山のそば粉を使ってやっているんです。旬の食材を天ぷらにあげたりしているので、皆さんからとても喜ばれます。

Q2.栗原で好きな場所はありますか?

信雄さん:好きな場所って・・・今住んでいる場所が好きだ。自宅からは栗駒山が見えます。
生子さん:今はなかなか忙しくて栗駒山には行けないから。ここから見える栗駒山が最高です。

 

信雄さん:定休日の水曜日と木曜日に栗駒山へ行ければいいんだけど、どうしても水曜日と木曜日は普段たまってる用事をやらなきゃいけなくてさ。だからなかなか山行ったり温泉行ったり出来ないんだよね。

生子さん:結構地元には良いところいっぱいあるじゃない。結局遠くに行かなくてもここにいいものがいっぱいあるから。夏になれば家の周りはヤマユリでいっぱいになるし、夜になると蛍はすっごいし!だから敢えて行かなくてもそういう生活が楽しいなって。

信雄さん:蛍がいることが、栗原の人たちにとっては普通の事だから、地元の人は「蛍いるよ!」って言わないんだよね。

生子さん:贅沢な暮らしなのよー!

Q3.栗原の「もっとこうだったらいいのになぁ」と感じることはありますか?

信雄さん:色々東京にあったら大変だなと思うような魅力がいっぱいあるんだけどね、誰も持ち上げないよね。

生子さん:蛍なんかも、「東京の奥多摩で蛍が~」なんて言われたら私たちは好きだから車で見に行くわけ。だからもしも「栗原のここで蛍が~」なんて発信したら凄いことになると思うんだけどな。

信雄さん:だから、本当に良いものを良いものとして評価して紹介するのが弱いと思うかな。当たり前のこととして見過ごしているね。栗原市の弱点はさ、旧10か町村がまとまっているから全部並べて評価したがるんだよね。ここ取り上げたらあそこもとりあげなくちゃってダーッと並べるから結局個性のない街になってしまう。そういうので足を引っ張りあってる。もう少し大胆にやってもいいと思う。


Q4.今後の抱負を教えてください。

信雄さん:はじめた事業をどう地域に根差して残していくかということかな。いつまでも僕らがやっていくわけにもいかないしさ。地域の人に引き継いでもらいたいんだけど、それをどうやっていくかが課題かな。

生子さん:地元の人が「ここっていいところなんだ」って自信をもってね。できるようになったらいいかななんてね。

Q5.移住希望者に向けてメッセージをお願いします。

心配なこともあるんじゃないかと思うんですけど、恐れずに生きる。そうじゃないと人生の転機は作れないからさ、案ずるより産むが安しと。

 

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