渡り鳥のように羽ばたいて
更新日:2023年3月1日
冬の厳しい寒さもいくらか和らぎ、栗原にも春の気配を感じています。
この時期になると、栗原の冬の風物詩であった渡り鳥の姿が少なくなってきていることに気づかされます。
越冬のため、伊豆沼・内沼には毎年、およそ10万羽ものガンや白鳥が飛来していて、今季もたくさんの渡り鳥がやってきました。
空を覆うほどの多くの渡り鳥が一斉に行動する、朝の飛び立ちと夕方の寝ぐら入りは、冬の時期だけ見ることのできる圧巻の光景で、全国各地から多くの人が、その光景を見ようと伊豆沼・内沼を訪れています。
その渡り鳥も、2月下旬から3月上旬にかけて越冬を終え、多くがシベリアなどの生まれ故郷に向けて帰っていき、季節が巡った後、冬を告げる使者として、また栗原に戻ってきます。
渡り鳥が帰っていくと、少し寂しく思うとともに、春がすぐこそまで迫り、自然と気持ちも高ぶってくるように思います。
まもなく、私が市長に就任し、3年目となります。
人にも渡り鳥たちにとっても住みやすい栗原。この地をより良くするため、頑張ってまいりたいと思います。
2023年3月1日 栗原市長 佐藤 智
【写真】水辺を舞う渡り鳥