郷土の偉人がつなぐ絆
更新日:2022年12月1日
栗原市は、東京都あきる野市と友好姉妹都市協定を結んでいます。
協定を結ぶきっかけとなったのは、栗原市出身の千葉卓三郎という人物です。
千葉卓三郎は、江戸時代末期に志波姫地区白幡村で生まれ、仙台で学問を学んだ後に上京し、東京の西多摩郡五日市で、教師として働いていました。
教壇に立つ傍ら、自由民権運動に参加し、現在の日本国憲法の源流でもある国民の権利に重点を置いた「204カ条の五日市憲法草案」を起草したことは、国内外で高く評価されています。
千葉卓三郎を絆に、1985年(昭和60年)2月11日、当時の志波姫町と五日市町が友好姉妹都市を提携。
合併で名前が変わってからも多くの交流事業を重ね、現在の栗原市とあきる野市との友好姉妹都市につながっています。
ここ数年はコロナ禍の影響もあり、交流も限られたものとなっていましたが、11月には、あきる野市の一大イベントでもある「あきる野市産業祭」が3年ぶりに開催され、栗原市もブースを出展するなど、直接的な交流が復活しています。
今後も、相互の交流を深めていくことで、両市のさらなる発展につなげていきたいと思っています。
2022年12月1日 栗原市長 佐藤 智
【写真】3年ぶりのあきる野市産業祭