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トップページ > 栗原ではたらく(企業紹介) > 【志ごとびとインタビュー】株式会社大和工務店 代表取締役齋藤吏恵さん

【志ごとびとインタビュー】株式会社大和工務店 代表取締役齋藤吏恵さん

更新日:2019年10月18日



土木の難しさが逆に面白くなり、大和工務店を継ぐ決意。

3代目社長に就任して丸6年が経ちます。
小さい頃から祖父や父が建設業をやっている姿を見て育ったので、3姉妹で長女の私は、誰かが後を継がなきゃならないならやっぱり私?…と思って育ちました(笑)。
3歳からずっと音楽をやっていたこともあり、一時は音大を夢みたこともありましたが、工業大学に進学してからは、土木という分野の難しさが逆に面白く感じるようになりました。
ただ、親は私に期待していたのではなく、私が連れてくるであろう婿候補に期待をしていたようですが(笑)。

突然の社長就任。始めの2から3年は記憶がない状態。

建設業で女社長をすることじたい、けっこう無理がある(笑)。
基本的に、男の世界なんで、どこまでやれるのかっていう問題があったし、父から引継ぐ前、私はずっと現場担当ばかりだったので経営面には一切携わってなかったんですよ。
そんなとき、急に先代が亡くなり、何がなんだか分からない状態の中でも、当時の社員たちが私を社長として受け入れてくれ、これからの大和工務店を何とかしようと必死で頑張ってくれたお陰で今がある。
正直、始めの2、3年は何をやっていたのか本当に記憶になくて。それぐらいの状況でした。



若い子がチャレンジできる。そんな職場環境をつくりたい。

うちの社員たちは若い子を育てることにすごく理解があるんです。入社1年目は基礎を学びながら自分の性格に合うとか興味があることを見つけてもらって、2年目には責任のある職にチャレンジしてもらうんですが、先輩たちが黒子のように全面的にフォローします(笑)。
また、建設業で働くには様々な資格や免許が必要なものですから、資格等の取得に関しては全て会社が支援します。資格を取得したら会社独自の認定制度に沿ってそのスキルを磨いてもらえるよう、先輩たちが認定者となって指導するんです。

社員募集も随時しているんですよ。若い子たちを育てていきたいですね。一番は、女の子を増やしたい。もっと女性技術者を増やしたいんです。将来的には半数が女性の技術者にならないかなって。会社に入ったらみんなと仲良くしてもらえるような子で、でも必ずしも周囲に合わせる子じゃなくていい。うちの社員たちは結構、個性が強いんですよ。その個性をしっかりアピールしてくれるような子がいいです。みんなで足並みを揃えましょうってキョロキョロ周りを見るんじゃなくて、自分の意志をきちんと話せるような子に来てもらいたいですね。


一番男らしいのは社長だ。

うちの社員たちは、「一番男らしいのは社長だ」って(笑)あんまり女と思ってもらえてないみたいです。うちの社員たちは土建屋なのに、すごい穏やかで優しい。いわゆる土建屋のイメージとは全然違うと思います。やってる仕事は建設業なんで、厳しかったりきつかったりするんですけど、それをどれだけ楽しく仕事できるようにするかってことをみんなが考えながら働いてくれています。

地域の生活インフラを支える仕事。中小建設会社としての責任とプライド。

土建屋って根本的にイメージが悪いじゃないですか。昔から3Kの代表みたいな。それをどうにかして覆したいというのが、今一番取り組んでいるところです。昔ながらのやり方を何も考えず踏襲していくっていうのは、とにかく無くして、どうやったら年配者から若年者まで、生き生き働ける職場をつくれるか、そのためには何を残し、何を変えていくべきかって。 地域の人たちからも身近に感じてもらえる建設会社でありたいし、小さいからこそ地域に密着して仕事をすることができる。そこに地域の生活インフラを支えるという責任とプライドを持って仕事をしているつもりです。

迷惑をかけていることを常に意識して、地域の人たちと協力し合っていい仕事をする。

うちの社員たちは現場先の地域の人たちと仲良くなってくれるんですよ。私たちの仕事ってどうしてもお家の前とか、近所にいって急に交通規制したり、重機でガンガン音立てたりして、そこの地域の皆さんにすごい迷惑をかけているわけじゃないですか。静かに過ごせる日常の暮らしを、工事に入ることで荒らすことになる。それを社員たちは分かってるんです。だから、地域の皆さんとコミュニケーションをとって、互いに妥協できるところとできないところを確認し合い、私たちの仕事を理解してもらう。そういうことを積み重ねながら仕事を進めさせてもらっています。
皆さん本当に良くしてくださるんですよ。休憩時間にジュースを差し入れてくれる方がいたり、おじいさん・おばあさんなんか、自分の畑から野菜を取って来てお土産に持たせてくれたり。毎日現場の前を通る子どもたちとは「今日の給食何だった?美味しかったか?」なんて話してるんだとか(笑)。本当に私たちは地域の皆さんの協力のお陰で仕事ができるのだとつくづく感じます。



栗原で貢献できる仕事をしないと、私たちとしての存在価値はない。

うちは、主に東北電力さんからの仕事が半分、公共工事の仕事が半分という感じです。迫川上流に水力発電所が3か所あるんですよ。東北電力さんからの仕事として、その水力発電所のメンテナンスに携わっています。うちの会社は、やっぱり昔から、ここ(栗原)で仕事をさせてもらっている以上、ここで貢献できる仕事をしないと、私たちの存在価値はないかなって思っています。


 

社員全員がわが社の看板なんです。

社員全員がわが社の看板です。
安全最優先や礼儀もそうですが、一人ひとりみんなが「看板である。」ということを意識して行動してくれています。うちは営業マンがいないんですよ。だから現場で働く社員全員が一番お客様に近い存在になる。みんなそれを意識して行動してくれていること。それが何よりも一番嬉しいですね。

 

 

会社概要

会社名 宮城県栗原市築館青野5-36
電話番号:0228-22-2690
ファクス番号:0228-22-2692
メールアドレス:daiwa-r●mqb.biglobe.ne.jp(●は@に置き換えてください)
創業 1965年(昭和40年)9月
設立 1976年(昭和51年)5月
資本金 1,200万円
従業員 14人
出勤 月曜日から金曜日 午前7時40分から午後5時
事業内容 建設業(土木工事、建築工事)

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