木造毘沙門天立像
更新日:2019年2月26日
築館上宮野の天台宗満徳山奥福寺には、平安時代に製作された毘沙門天立像が安置されています。
作者は、天台宗開祖傳教大師最澄(767から822年)と伝えられ、奥福寺本尊として祀られています。
ケヤキの一木造りで、腰を強くひねった独特の姿は、平安期の作風を備え、東北の毘沙門天立像の中でも最古級の仏像です。
毘沙門天は北の守り神、勝利の神など、仏教最強の守護神として崇められ、転じて財運、五穀豊穣の神として古くから人々の信仰を集めました。
奥福寺はかつて、毎年1月13日の縁日に、互市が開かれ、本堂までの約1キロメートルの参道に多くの出店が軒を連ね、遠方から多くの参拝者が集まり賑わいをみせていました。
普段は、秘仏のため一般公開されておらず、33年周期の御開帳の年のみ拝観することができます。
- 指定/種別:県指定/有形文化財(彫刻)
- 指定年月日:1976年 (昭和51年)3月29日
- 所有・管理:奥福寺
- 所在地:栗原市築館
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