下水道などの汚水処理事業
更新日:2019年4月5日
汚水処理施設の種類と役割
私たちが毎日の生活で使った水(生活雑排水や、し尿)を「汚水」といいます。
汚水が河川などに放流されると、自然水と混合されて時間の経過とともに浄化されます(自浄作用)。しかし、河川などがもつ自浄作用の能力を超えた多量の汚水などが流入すると、水質汚濁が進行してしまいます。快適で衛生的な生活を営むためには、汚水処理施設が必要になります。
汚水処理施設には、下水道、農業集落排水施設、浄化槽などがあります。
各家庭などから排出された汚水を管きょで集水して一括処理する仕組みを集合処理といい、下水道や農業集落排水施設などが該当します。一方、建物の敷地内で処理する仕組みを個別処理といい、浄化槽がその一つです。
汚水処理施設を整備することで汚水が溜まらなくなり、カ・ハエなどの害虫や悪臭の発生を防ぎ、河川や湖、田畑や街が清潔に保たれます。
汚水処理施設は、見えないところで私たちの快適な生活を支えています。
すべての家庭で水洗化していただくと、快適で衛生的な生活ができることはもちろん、川や海の水を汚さずに処理施設で処理された水を放流することで、きれいな水の循環ができ、美しい栗原の自然を、美しいまま子どもたちや孫たちの世代へ引き継ぐことができます。
皆さまのご協力をお願いいたします。
悪徳業者の訪問や不審な電話にご注意を
最近、下水道の点検や清掃などと称して各家庭を回り、宅地内の排水管や汚水ますなどの清掃を強引に勧める業者がいます。宅地内の排水管や汚水ますなどの排水設備は、各家庭で点検・清掃などの維持管理を行なうことになっておりますが、市では排水設備の点検・清掃などの斡旋・委託は行っていません。「市から依頼された」「市役所から来た」などと言う業者が訪問してきた場合、慎重に対応し、すぐに上下水道部経営課へご連絡ください。