手足口病の流行について(注意喚起)
更新日:2022年8月30日
宮城県では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき感染症発生動向調査を実施しています。
感染症発生動向調査2022年(令和4年)8月8日から8月14日までの一週間で、1定点医療機関当たりの患者報告数が警報開始基準である5人を超えました。
手足口病は、夏季に流行のピークを迎える感染症です。今後、感染者の増加が予測されますので、食事前や排泄後の石けんと流水による手洗いなどの予防対策の徹底をお願いします。
手足口病とは
手足口病は、コクサッキーウイルス及びエンテロウイルスにより感染します。口腔粘膜と手や足などに2から3ミリメートルの水泡性の発しん、発熱、食欲不振がみられます。基本的に3から7日で治癒しますが、稀に重い合併症等を引き起こす場合があります。好発年齢は小児(特に5歳以下)に多く、3から5日の潜伏期間があります。
飛沫感染と接触感染で感染拡大します
飛沫感染
感染した人の咳やくしゃみで飛散した飛沫の中のウイルスが口の中に入ることで感染します。
接触感染
ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることにより感染します。
感染の予防
- 食事の前や排泄の後、赤ちゃんのおむつ交換の後など、こまめに石けんと流水による十分な手洗いを徹底しましょう。
- 家族や身近な方が感染した場合は、タオルの共用を避けましょう。
- 乳幼児がよく触れる場所のおもちゃなどの消毒をこまめに行いましょう。
- 咳やくしゃみを他の人に向けて発しない。また、ハンカチやティッシュで口と鼻を覆ったり咳とくしゃみが出る時はマスクをするなど「咳エチケット」を実施しましょう。
留意事項
特に乳幼児同士の濃厚な接触が起こりやすい保育施設などで感染が広がりやすいため、子どもの体調変化に気をつけましょう。感染が疑われた時は早めに医療機関を受診しましょう。
関連リンク
- 宮城県公式ウェブサイト「手足口病の流行について(注意喚起)」(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省「手足口病に関するQ&A」(外部サイトにリンクします)
- 国立感染症研究所「手足口病とは」(外部サイトにリンクします)