新型インフルエンザの解説
更新日:2018年8月1日
新型インフルエンザとは
まず、鳥類にのみ感染していた鳥インフルエンザウイルスが、偶発的に人に感染します。そのウイルスが遺伝子の変異によって人の体内で増えることができるように変化し、さらに人から人へと効率よく感染するようになります。このウイルスが人に感染して起こる疾患が、新型インフルエンザです。
人は新型インフルエンザウイルスに対し免疫をもっていないため、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。
感染の予防方法
ウイルスの型が違うため、新型インフルエンザに現在のワクチンでは効果はありませんが、通常のインフルエンザの重症化を防ぐことができます。そのほか、日常生活の中で感染しないように注意することは、従来のインフルエンザと同じです。
- 外出後の手洗い、うがいの実施
石けん・流水での15秒以上の手洗いが大切ですが、すりこみ式のアルコール剤や消毒用ウエットティッシュなどの併用も有効です。タオルの共用は雑菌が増えるのでやめましょう。 - 咳(せき)エチケット・せきやくしゃみが出そうになったら、マスクやティッシュで口と鼻をおさえ他の人から顔をそむけ、1・2メートル離れてせきをする。
- 使用したティッシュはふた付きのゴミ箱に入れ、手を洗う。
- マスクをするときは、鼻の周りまできちんと隙間ができないようにする。
- 栄養と休養を充分にとり日頃から免疫力(体力)を高める。
- 人ごみを避ける。(2メートル以上離れていると飛沫感染リスクが低下する)
家庭でできる対策と準備
- 日頃から情報収集に留意しておきましょう。
海外や国内での感染は発生していないかなど、公的機関からの情報に注目してください。 - 外出先から戻ったら、手洗い・うがいをする習慣をつけましょう。
- 食品や日用品、常備薬、マスクなどを常備しておきましょう。突然の大流行が考えられるため、思うように外出できなかったり、必要な物品の供給が間に合わない可能性もあります。災害時と同様に、最低限(2週間程度)の備蓄の確保をおすすめします。
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関連リンク
- 宮城県のサイト内、疾病・感染症対策室(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省のサイト内、新型インフルエンザ対策関連情報(外部サイトにリンクします)
- 国立感染症研究所感染情報センター(外部サイトにリンクします)