感染性胃腸炎を予防しましょう
更新日:2024年4月9日
感染性胃腸炎は、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。ノロウイルスやロタウイルスなどの感染により発症し、腹痛や下痢、おう吐などの症状を引き起こします。乳幼児や高齢者などが感染すると重症化することもあります。症状がひどい場合や感染が疑われる時は自己判断せず医療機関を受診しましょう。
主な感染経路
- ウイルスに汚染された食品を食べた場合
- 調理する人の手を介して、汚染された食品を食べた場合
- 感染した人のふん便やおう吐物から人の手を介して、また、ふん便やおう吐物が乾燥し細かな塵となり一緒に舞い上がったウイルスを体内へ取り込んだ場合があります。
感染の予防のポイント
手洗い
- 感染は、ほとんどが手指や食品を介しての経口感染です。
- 帰宅時、トイレの後、調理前や食事前などに手を洗いましょう。
食品の加熱と調理器具の消毒
- 食品は中心部が85℃から90℃で90秒以上加熱しましょう。
- 調理器具は洗剤でよく洗った後、塩素系漂白剤に浸して消毒し、その後、水洗いしましょう。
感染を広げないために
ふん便やおう吐物の処理をするときは
- 使い捨ての手袋やマスクを着用する。
- 汚染された場所は塩素系漂白剤で拭き取りその後、水拭きをする。
- 拭き取ったものはビニール袋に入れて密封し、速やかに廃棄する。
- 処理後は石けんと流水で十分手を洗う。
感染が疑われた場合
- おう吐や下痢、発熱が続くと、脱水症状が起こりやすくなります。
- 特に子どもや高齢者は注意が必要です。
- 感染が疑われる場合は、医療機関を受診しましょう。