子宮頸がん予防接種について

2013年（平成25年）6月から積極的な接種勧奨が差し控えられていた子宮頸がん予防接種について、国の検討部会において、ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、積極的な勧奨が再開されることとなりました。
また、子宮頸がん予防接種の積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方を対象にキャッチアップ接種を実施します。対象となる方には個別に通知します。

定期接種対象者

小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子

• 【概要版】小学校6年から高校生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ（A4判4ページ）（PDF：4,150KB）
• 【詳細版】小学校6年から高校生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ（A4判8ページ）（PDF：5, 747KB）
• HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ（A4判2ページ）（PDF：1,274KB）

定期接種対象者の接種期間

高校1年生相当の年度の3月31日まで

• 通常、全3回の接種の完了までには、約6か月の期間がかかります。期間を過ぎた場合、公費助成を受けることはできません。
• 平成18年度・19年度生まれの方は2025年（令和7年）3月31日まで接種できます。（ただしワクチンの有効性は概ね16歳以下の接種で最も高いとされています。）

キャッチアップ接種対象者

1997年（平成9年）4月2日から2006年（平成18年）4月1日までの間に生まれた女子

キャッチアップ接種リーフレット（A4判4ページ）（PDF：1,891KB）

キャッチアップ接種対象者の接種期間

2025年（令和7年）3月31日まで

注：通常、全3回の接種完了までには、約6か月の期間がかかります。期間を過ぎた場合、公費助成を受けることはできません。

接種場所

次の実施医療機関で接種できます。

• 必ず、事前に医療機関に電話等でお問い合わせの上、接種を行うようにしてください。
• 母子健康手帳と予診票（保護者が記入したもの）を持参してください。

令和5年度HPV（子宮頸がん）ワクチン実施医療機関（A4判 1ページ）（PDF：81.8KB）

注意事項

市外の医療機関で接種を希望する場合は、必ず接種する前に保健推進室にご連絡ください。
事前の申し出なく、市外医療機関で接種をした場合は市から接種費用の還付はできません。

接種スケジュール

どちらも子宮頸がんに大きく関与している16型、18型を含むワクチンです。
接種方法は筋肉注射ですがワクチンの種類によって、接種間隔が違います。

標準的な接種間隔

ワクチンの種類	回数	標準的な接種間隔
サーバリックス（2価）	3回	2回目：1回目の接種から1か月後 3回目：1回目の接種から6か月後
ガーダシル（4価）	3回	2回目：1回目の接種から2か月後 3回目：1回目の接種から6か月後

標準的な接種間隔をとることができない場合

ワクチンの種類	回数	接種間隔
サーバリックス（2価）	3回	2回目：1回目の接種から1か月以上の間隔をあける 3回目：1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をあける
ガーダシル（4価）	3回	2回目：1回目の接種から1か月以上の間隔をあける 3回目：2回目の接種から3か月以上の間隔をあける

キャッチアップ接種対象者で過去に子宮頸がん予防接種を1回または2回接種した後、接種を中断し、3回目の接種まで完了していない人は、接種を1回目からやり直すことなく、残りの接種（2、3回目又は3回目）を受けてください。残りの回数の接種を行う場合、標準的な接種間隔をとることができない場合の間隔で接種を受けてください。

接種費用（自己負担額）

接種対象者年齢であれば無料で接種できます。
注：期限を過ぎると全額自己負担となります。（1回約17,000円程度）

注意事項

• この予防接種による期待される効果や、予想される副反応等について、接種を受ける本人もよく理解してから受けてください。
• 13歳以上の場合、保護者の署名記入により、お子さまだけの接種も可能ですが、急な体調変化を来たす恐れもあるため、保護者の同伴をお勧めします。