16ページ Pick up! まちのプロフェッショナル! Company 43 高品質の溶接金属加工品を提供  三晃工業株式会社は、プレハブ配管や、空調設備ユニットなどの製造を行っている会社です。  コンピュータ支援設計ソフトの3D CAD(スリーディーキャド)と、自社開発の溶接ロボットを使用しているため、内面、外面ともに迅速な加工を行える他、寸法精度が正確で、品質の高い製品の製造が可能になっています。製品は、東北をはじめ、関東や九州に出荷しています。  また、製造からトラックへの積み込みまでを屋内で実施できるため、天候に左右されない出荷を実現しています。  顧客の要望に合わせた溶接金属加工品を提供できることが、会社の強みです。 三晃工業株式会社 ●所在 栗原市若柳字大林西千刈33-7 ●代表者 代表取締役 千葉 政武(ちば まさたけ) ●従業員 6人 ●操業 昭和62年10月 ●ウェブサイト http://www.sankokogyo.com インタビュー 渡邉 貴也(わたなべ たかや)さん  製品の設計から溶接などの加工までを担当している渡邉さん。溶接は、気温や湿度、材質によって細かな調節が必要になるため、特に配慮しているとのこと。  設計や電気、溶接などの幅広い知識やスキルが身に付くことに、やりがいを感じているそうです。 写真 ▲溶接ロボットを操作している様子 みんなで としょかん 栗原市立図書館 電話21-1403 【開館時間】 ●火~金曜日:午前10時~午後6時 ●土・日曜日:午前9時~午後5時 【休館日】 ●毎週月曜日・祝日(月曜日が祝日の場合は、その翌日) 図書館 市ウェブサイト 図書館 フェイスブック お知らせ ●本の福袋   図書館司書おすすめの本を3冊セットで貸し出します。   どんな本が入っているかは、借りてからのお楽しみ。  期間 1月4日(木曜日)~21日(日曜日)    ※なくなり次第終了  個数 限定60袋(先着順・1人1袋まで) ●臨時休館のお知らせ   図書館の資料が間違いなく棚にあるか確認する蔵書点検のため、休館します。   ご不便をお掛けしますが、ご協力をお願いします。  休館期間 1月29日(月曜日)~2月5日(月曜日)  ※図書・雑誌の返却はブックポストを利用できますが、CD・DVD等の視聴覚資料は破損するため、開館している時間にカウンターへ返却してください。 【情報交換プラザ展示】 「日本習字」 期間 1月5日(金曜日)~28日(日曜日) ※個人・グループ活動の発表をしてみませんか。無料で利用できます。 今月のおすすめ本 幸せ招く縁起物 本間 美加子(ほんま みかこ)著 翔泳社  神社仏閣の授与品、郷土玩具に生活道具、植物に食べもの…。福を呼び、運を開くモノとコトを、その背景にある信仰や伝承、歴史、縁起よく暮らすための工夫とともに紹介する。 わたしたちのケーキのわけかた キム ヒョウン 作、おおたけ きよみ 訳 偕成社  わたしたちは5人きょうだい。だから、どんなものも5でわけなくてはなりません。パックに入った牛乳から、ひと袋のおかし、扇風機の風、チキン、たったひとりのおじさんまで…。さあ、5人でどうわける? ※ブッくる号、おはなし会の日程は、市内の情報カレンダーをご覧ください。 17ページ geopark 自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 87 問い合わせ先  ジオパーク推進室  電話24-8836  ファクス45-5936 ジオパーク 市ウェブサイト ジオパーク フェイスブック ジオパーク ライン 未来につながる地域づくりへまた一歩 日本ジオパーク「再認定」  第50回日本ジオパーク委員会での審議の結果、栗駒山麓ジオパークが日本ジオパークに再認定となりました。地域の協力の下で取り組んだ審査の内容を報告します。 ●4年ごとに行う活動の点検  市が、ジオパーク活動を始める大きなきっかけとなった平成20年岩手・宮城内陸地震から15年目を迎えた令和5年、日本ジオパーク委員会が認定地域を対象に、活動の状況検証のため4年ごとに行う「再認定審査」を受けました。 ●これまでの活動の実りを実感する現地審査  栗駒山麓ジオパークの現地審査は、11月13日(月曜日)から15日(水曜日)の3日間、2人の日本ジオパーク委員を審査員として迎え、行われました。  令和元年の再認定審査における指摘事項の進捗(しんちょく)状況をはじめ、この4年間の新たな取り組みについて重点的に審査され、ジオガイドや関連施設、栗駒山麓のめぐみ認定店や市内小学校の協力の下、審査員へ地域の取り組みの成果や現状を伝えました。  前回審査からの大きな進展として、今年度から立ち入りが可能となった荒砥沢地すべり内部での審査では、その被害の大きさを目の当たりにし、災害の爪痕を後世に伝える貴重な場であることを審査員と共に再認識しました。  また、栗駒山麓ジオパークのジオガイドや栗駒山麓のめぐみ認定店は、出来事や仕組みを伝えるだけではなく、訪れた人たちを楽しませるための工夫が随所に見られ、この地域の大きな魅力であるとの好評価もいただきました。  災害の跡地を活用するための地道な安全確保の取り組みや、関係機関との密な連携、人材育成などを着実に進めてきた活動の実りが評価につながる結果となりました。  特に、鶯沢小学校6年生がハザードマップを基に自然災害と防災について学んだジオパーク学習では、生き生きと取り組む子どもたちの姿から、未来へつながる活動が充実しつつある現状を、審査員に伝えることができました。 ●再認定とこれからの4年間  12月14日(木曜日)午後3時50分、日本ジオパーク委員会における審議の結果、再認定との連絡がありました。  栗駒山麓ジオパークは「地震災害からの復興と当時の記憶の継承が共に進められてきた」ことや「質の高いジオガイドがツーリズムや学校教育に積極的に取り組むなど、ボトムアップのジオパーク活動が進んでいる」ことが評価されました。これからも持続可能な地域づくりのため、市民の皆さんと共にジオパーク活動を進めていきます。 写真 ▲荒砥沢地すべり内部での審査の様子 ▲審査員が見学した学習の様子