18ページ geopark 栗原市の市外局番 0228 記号の説明 ダウンロードマークがついている様式などは、市ウェブサイトからダウンロードできます。 自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 84 問い合わせ先  ジオパーク推進室  電話24-8836  ファクス45-5936 ジオパーク 市ウェブサイト ジオパーク フェイスブック ジオパーク ライン 極端気象がもたらす栗駒山麓への影響  栗駒山麓では、平成27年、令和元年の秋に水害があり、今年も浸水被害などが出ています。今後増えると予想される、極端気象による大雨がもたらす災害の影響について考えます。 ●気温上昇による短時間強雨  今夏の三陸沖の海水温は、平年より10度高いと気象庁が発表しました。海水温が上昇する原因は、陸と海の双方にあります。海は地球上の熱を大量に吸収するため、陸地の気温が上がるにつれて海水温も上昇します。海水温が上昇すると温室効果が高い水蒸気が増加し、海面の水温がさらに上がります。  関東地方では、陸地部分の気温上昇原因の3割が、海面水温の上昇という研究結果があります。雲のもとである水蒸気が増加することで、大きな雲がたくさん作られ、バケツをひっくり返したような強い雨が短時間で降る、短時間強雨が増えます。 ●21世紀末に起きること  気象庁によれば、仙台ではここ100年間で平均気温が2.5度上昇しています。三陸沖の海水温は0.8度上昇し、東北地方全体で見ると、約30年で短時間強雨が1.9倍に増加しています。温暖化対策を取らないと、2095年までに宮城県では平均気温が4.6度、三陸沖の海水温が4.9度上昇し、短時間強雨は2.5倍に増加すると予測されています。 ●私たち自身でリスクを軽減  栗駒山麓は、栗駒山から滝のように一気に水や土砂が流下して平野部に溜まる、地形・地質的な特徴があります。米どころとして私たちの生活を支える大地は、洪水によって生み出されたのです。  現在の暮らしを守る堤防や排水システムには、想定した降水量や排水量があります。増加する短時間強雨はその水量を超える雨が降るため、内水氾濫や堤防決壊による外水氾濫を引き起こし、災害リスクを高めます。  私たち一人一人が、節電や公共交通機関の活用、ごみの分別など、温室効果ガスの排出を減らす行動をすることで、暮らしを守ることにつながります。 写真 ▲橋梁の流出(平成17年熊川橋[栗駒]) ▲洪水地形を再現する模型 栗駒山麓ジオパークガイドによる30分でわかる!坑道ガイドウォーク  細倉マインパークでは、栗駒山麓ジオパークガイドによるガイドウォークを毎週日曜日に開催しています。どうやって鉱石を掘っていたのか、細倉が大都会だったって本当など、ガイドの楽しくて、ためになる話を聞きながら坑道を探検してみませんか。ガイド料は無料です。ぜひ、参加してください。 ※別途、細倉マインパーク観光坑道の入館料がかかります。(大人500円、中学生・高校生400円、小学生300円) ●日程 10月の毎週日曜日 ●時間 午前10時~午後3時(1回約30分) ●場所 細倉マインパーク 写真 ▲坑道ガイドウォークを担当するジオパークガイド 19ページ 市からのお知らせ 栗原市ウェブサイト URL https://www.kuriharacity.jp/ お知らせ 栗原市病院事業職員採用試験(医療技術職) ●試験日・申込期限  □試験日 12月2日(土曜日)  □申込期限 11月17日(金曜日) ●試験会場 栗原中央病院 ●試験の方法 作文、面接 ●職種、採用人数  □薬剤師 若干名  □作業療法士 若干名  □言語聴覚士 若干名  □看護師 若干名  ※看護師は、市立診療所で勤務する場合があります。 ●受験資格  □当該職種の免許がある人または、令和6年3月までに予定されている国家試験で、当該職種の免許を取得する見込みの人  □昭和38年4月2日以降に生まれた人 ●申し込み 試験案内と申込書(ダウンロードマーク)は、栗原中央病院2階の医療管理課で配布します。   申込書に必要事項を記入の上、提出書類を添えて医療管理課に直接持参または、郵送で申し込みください。  ※詳しくは、市ウェブサイトで確認していただくか、問い合わせください。  ※試験案内と申込書の郵送を希望する人は、問い合わせください。 ●採用日 令和6年4月1日  ※状況に応じて、採用日を前倒しする場合があります。 問い合わせ先  医療局医療管理課  〒987-2205  栗原市築館宮野中央三丁目1番地1  電話21-5631 新たな地域公共交通の説明会  令和6年度以降に運行する市民バスの路線や本数、運賃、新たに導入するタクシー助成の利用方法などについて、説明会を開催します。 市民説明会 ●築館地区  □日時 10月31日(火曜日)午前9時30分~10時30分  □場所 市民活動支援センター ●若柳地区  □日時 10月31日(火曜日)午後2時~3時  □場所 若柳多目的研修センター ●栗駒地区  □日時 10月24日(火曜日)午前10時~11時  □場所 栗駒総合支所 ●高清水地区  □日時 10月27日(金曜日)午前10時30分~11時30分  □場所 高清水総合支所 ●一迫地区  □日時 10月27日(金曜日)午後2時~3時  □場所 一迫総合支所 ●瀬峰地区  □日時 10月30日(月曜日)午前10時~11時  □場所 瀬峰保健センター ●鶯沢地区  □日時 10月25日(水曜日)午前10時30分~11時30分  □場所 鶯沢振興センター ●金成地区  □日時 10月26日(木曜日)午前10時~11時  □場所 金成生涯学習センター ●志波姫地区  □日時 11月1日(水曜日)午前10時30分~11時30分  □場所 志波姫総合支所 ●花山地区  □日時 10月30日(月曜日)午後3時30分~4時30分  □場所 花山石楠花センター 問い合わせ先 企画部市民協働課 22-1164 市内の文化財散策 218 芭蕉衣掛(ばしょうころもが)けの松  「芭蕉衣掛けの松」は、栗駒片子沢地区に所在する市指定史跡および名勝です。栗駒地区と一迫地区との境に当たり、奥州上街道が通るこの場所には、俳人・松尾芭蕉(まつおばしょう)が旅の休息の際、衣を掛けたといういわれを持つ松がありました。1943(昭和18)年に建立された石碑には、芭蕉が旧暦の5月14日にこの場所に立ち寄り、松に衣を掛けて休んだことから、芭蕉衣掛けの松と称すと刻まれています。  紀行文「おくのほそ道」で知られる松尾芭蕉は、1689(元禄2)年に門人の河合曾良(かわいそら)と江戸を旅立ち、白河(しらかわ)の関を超えて東北に入り、多賀城、松島を通って平泉へ至りました。栗原の地を通ったのは、平泉から一関を経て岩出山に向かう途中のことです。また、奥州上街道沿いの一迫真坂地区にある秋葉神社の碑が、芭蕉にゆかりがあると知られています。  現在、松が生えていた場所は、周辺の木々が成長し見通しが利きませんが、江戸時代には「お遠見場(とんば)」として北東に束稲(たばしね)山、北西の栗駒山、西から南にかけて花渕山、舟形(ふながた)山、南東に築館薬師山、涌谷の箟岳(ののだけ)山を眺望できたそうです。  松そのものは、残念ながら虫害で枯れてしまいましたが、芭蕉の旅に思いをはせることのできる場所として、昭和44年に史跡および名勝として指定されました。 種別 市指定記念物 史跡・名勝 指定日 昭和44年3月29日 所在地 栗駒片子沢半道六 問い合わせ先 教育部文化財保護課 電話42-3515 各総合支所の問い合わせ先 築館 電話22-1111 若柳 電話32-2121 栗駒 電話45-2111 高清水 電話58-2111 一迫 電話52-2111 瀬峰 電話38-2111 鶯沢 電話55-2111 金成 電話42-1111 志波姫 電話25-3111 花山 電話56-2111