18ページ geopark 栗原市の市外局番 0228 記号の説明 ダウンロードマークがついている様式などは、市ウェブサイトからダウンロードできます。 自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 83 問い合わせ先  ジオパーク推進室  電話24-8836  ファクス45-5936 ジオパーク 市ウェブサイト ジオパーク フェイスブック ジオパーク ライン 大雨の季節に起こる地震と二次災害の関係  梅雨前線、台風、秋雨前線による大雨が頻発する季節です。今回は、地震の後の降雨による二次災害について考えます。 ●7月から9月は大雨の季節  昨年7月に発生した大雨による水害で、伊豆沼・内沼のハスが冠水したことは、記憶に新しい出来事です。  市内における過去の風水害記録を見ると、7月から9月の発生数が多くなっています。栗駒松倉地区と沼倉地区では、1947年から1950年まで、毎年台風によって三迫川が氾濫し、大きな被害を受けました。栗駒村水害復旧紀念の石碑には、当時の被害状況が記されています。 ●雨乞い信仰の山で起きた土石流災害  大規模な地震の後は地盤がもろくなり、少しの雨でも二次災害が発生しやすくなります。  発生から100年となる1923年9月1日の関東大震災では、地震後に神奈川県伊勢原市大山(おおやま)で土石流災害が起きました。山頂には、雨乞い信仰の対象とされてきた大山阿夫利(あふり)神社があり、登山道沿いは門前町としてにぎわっていました。  地震後、建物は無事でしたが、大山の斜面が至るところで崩壊し、多量の土砂が渓流部に溜まりました。そして、地震から2週間後の大雨によって土石流が発生し、門前町の140戸を押し流しました。 ●複合的な災害発生を意識する  平成20年岩手・宮城内陸地震では、栗駒山麓に斜面崩壊が発生しましたが、応急対策工事などにより、二次災害はほとんど起きませんでした。しかし、地震の発生時期が台風の時期に重なっていたら、さらに被害が拡大していたかもしれません。  被害を少しでも軽減するためには、地域の地質・地形や自然災害によって起きる現象を改めて知り、複合的に発生する可能性を考えることが大切です。日ごろから心構えをし、災害に備えましょう。 写真 ▲栗駒村水害復旧紀念の石碑 ▲土砂によってふさがれた一迫川〔2008年〕 栗駒山麓ジオパークビジターセンターデイキャンプイベント参加者募集  栗駒山麓ジオパークビジターセンターを会場に、子ども向けの日帰りキャンプイベントを開催します。ぜひお申し込みください。 ●日時 10月9日(月曜日)午前10時~午後3時30分 ●対象者 小学生以上の親子(子どもだけの参加も可能) ●参加費 1人 3300円 ●定員 20人程度 ※先着順 ●持ち物 参加費、保険証、水筒(飲み物)、軍手または、手袋、汗拭きタオル ●服装 野外活動に適した服装(長袖、長ズボン)、帽子 ※詳しくは、栗駒山麓ジオパークウェブサイトをご覧ください。 写真 ▲デイキャンプイベントの様子 19ページ 市からのお知らせ 栗原市ウェブサイト URL https://www.kuriharacity.jp/ お知らせ 令和5年第4回栗原市議会定例会 ●日程・内容  □9月12日(火曜日)本会議 会期の決定、議案の提案理由説明など  □20日(水曜日)~22日(金曜日)本会議 一般質問(個人質問)  □25日(月曜日)本会議 一般質問(個人質問)、議案の総括質疑など  □26日(火曜日)各常任委員会・予算特別委員会 付託議案審査  □27日(水曜日)本会議 各常任委員会・予算特別委員会委員長報告、質疑、討論、採決など  □28日(木曜日)~10月3日(火曜日)決算特別委員会 令和4年度決算議案の審査  □4日(水曜日)本会議 決算特別委員会委員長報告、質疑、討論、採決など  ※一般質問や議案の件数によって、会期を変更する場合があります。 ●開会時間 午前10時~ ※9月27日(水曜日)は、午後1時30分開会 ●場所 市役所4階 議場 ●傍聴 席数25席 ※車いすで傍聴できます。 ●請願・陳情の提出 本定例会で審査する請願または、紹介する陳情は、9月22日(金曜日)正午までに議会事務局へ提出してください。 議会中継の視聴方法  議会の本会議中継は、本庁舎および各総合支所のテレビの他、パソコンやスマートフォンなどで市ウェブサイトの議会情報から視聴することができます。 URL https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kurihara/WebView/rd/council_1.html 問い合わせ先 議会事務局 電話22-1170 栗原市立病院事業企業職員採用試験(行政職) ●申込期限 10月13日(金曜日)必着 ●試験日 10月28日(土曜日) ●試験会場 栗原中央病院 ●試験方法  □SPI能力検査および性格検査  □作文、面接 ●職種、採用人数  □行政職A(診療情報管理士) 若干名  □行政職B(社会人) 若干名 ●受験資格  □行政職A 令和6年4月1日時点で60歳以下であり、診療情報管理士の資格がある人または、令和6年3月までに取得見込みの人  □行政職B 令和6年4月1日時点で60歳以下であり、一般病床を有する病院で、医事、総務、企画などの業務に関する実務経験が、直近7年間で5年以上ある人 ●採用日 令和6年4月1日 ●申し込み 試験案内と申込書(ダウンロードマーク)は、栗原中央病院2階医療管理課で配布します。   申込書に必要事項を記入の上、提出書類を添えて医療管理課に直接持参または、郵送で申し込みください。 ※採用人数や採用日は、今後変更になることがあります。詳しくは、市ウェブサイトで確認していただくか、問い合わせください。 問い合わせ先  医療局医療管理課  〒987-2205  栗原市築館宮野中央三丁目1番地1  電話21-5631 市内の文化財散策 217 大林寺(だいりんじ)のかさ松  熊野山大林寺は、若柳大林町裏地区にある曹洞宗の寺院です。本堂の前には1本の松の木があり、その形が傘を開いたような形をしているため「かさ松」と呼ばれています。  大林寺は、もとは金成長根の寺院です。開山は築館宮野能持寺二世喜庵宗悦(のうじじにせいきあんそうえつ)で、その年代は1508(永正5)年といわれています。  大林寺の東には、戦国時代の城跡である大林城(おおはやしじょう)跡があります。大林城は土塁と堀に囲まれた平城(ひらじろ)でした。その範囲を示す遺構の土塁や堀は、堰の開通や、線路の敷設などにより破壊されてしまいましたが、一部で現在でも痕跡が残っています。  記録によれば、大林城の初代城主、二階堂治部少輔維清(にかいどうじぶのしょうこれきよ)が、1579(天正7)年に金成から大林城近辺に大林寺を移したとあります。  「かさ松」は大林に大林寺が創建された際に植えられたと考えられる一方で、それ以前に建立された愛宕神社の別当である修験者(しゅげんじゃ)が文明年間(1469~1486年)に植えたとする説もあります。  幹回り2メートル、高さ9.5メートルの堂々とした松は、長くこの境内を見守ってきました。優美で風格のある「かさ松」は、戦国時代からこの地の歴史を見つめてきた大林のシンボルといえるでしょう。 種別 市指定記念物 天然記念物 指定日 昭和51年8月1日 所在地 若柳字大林町裏 問い合わせ先 教育部文化財保護課 電話42-3515 各総合支所の問い合わせ先 築館 電話22-1111 若柳 電話32-2121 栗駒 電話45-2111 高清水 電話58-2111 一迫 電話52-2111 瀬峰 電話38-2111 鶯沢 電話55-2111 金成 電話42-1111 志波姫 電話25-3111 花山 電話56-2111