12ページ Pick up! いっしょにやっぺし! Group 69 FPK(えふぴーけー)  私たちはチームではなく、一生懸命にフットサルを楽しむ人が集まった愛好会です。活動は、毎週金曜日の午後7時から10時まで、栗駒総合体育館で行っています。  メンバーは、決まった顔ぶれだけではなく、友だちに誘われた人や、久しぶりに体を動かしたくなった人など、さまざまです。年代も、高校生以上から幅広く集まっています。その時により集まる人数が異なりますが、10人から30人ほどでチームを分け、試合を楽しんでいます。  運動ができる服装で上靴さえあれば、飛び入り参加や途中の出入りも自由です。チームだと気後れする人、フットサルをやりたいけどやる場所がない人など、大歓迎です。活動状況は、ブログでお知らせしています。ぜひ、私たちと一緒に、フットサルを楽しみましょう。 問い合わせ先 FPK 石原 電話090-7568-3496 FPKブログ ※市内で活動する団体の情報をお寄せください まちのプロフェッショナル! Company 37 安全・安心な野菜を生産  有限会社耕佑は、サンチュ、サラダ菜、三つ葉、ケール、マイタケを生産している会社です。生産品は、東北地方や関東圏の市場、卸業者、飲食店などに出荷しています。  葉物野菜は、ビニールハウス内で水耕栽培することで、年間通した生産を実現しています。また、安全・安心な野菜を生産していることを示す国際認証制度を取得するなど、消費者が、おいしい野菜をいつでも安心して食べられるよう、力を入れています。 有限会社耕佑 ●所在 栗原市一迫柳目字平沢80 ●代表者 代表取締役 伊藤 秀太(いとう しゅうた) ●従業員 30人 ●操業 平成10年1月 ●ウェブサイト http://www.kouyuu.net/ インタビュー 沼倉 裕樹(ぬまくら ゆうき)さん  サラダ菜の種まきから収穫までを、一括で担当している沼倉さん。日々変化する気候に対し、水や肥料の調整、ハウス内の温度管理などに注意して、栽培しているとのこと。  無事に育ったサラダ菜を収穫できたときに、達成感を感じるそうです。 写真 ▲サラダ菜の苗植えの様子 13ページ geopark 自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 75 問い合わせ先  ジオパーク推進室  電話24-8836  ファクス45-5936 ジオパーク 市ウェブサイト ジオパーク Facebook ジオパーク LINE 日本ジオパークネットワーク全国研修会を栗駒山麓で実施  国内のジオパーク関係者が一堂に会する全国研修会を、11月21日から23日まで栗駒山麓ジオパークを会場に開催しました。その概要と、2つのコースに分かれて行った研修のうち、ビギナーコースの研修成果を紹介します。 ●研修会の概要  全国研修会は、日本ジオパーク全体のレベルアップと加盟団体の交流によるジオパークの普及啓発、事例の共有化を目的としています。今回のテーマは「守ることで地域を発展させるジオパークにおける地質遺産の保全と活用を考える」です。ジオパークの本質、地質遺産の保全と活用を見詰め直し、守ることの考え方や具体的な手法を学び、地域の発展につながる道筋を探ることがねらいです。  研修会では、ジオパークに携わって日が浅い関係者を対象にしたビギナーコースと、経験者を対象にしたコースの2つを設定しました。参加者は栗駒山麓ジオパークビジターセンターを拠点にそれぞれ現地調査を行いながら、ビギナーコースでは伊豆沼・内沼を題材に守ることの必要性を学び、経験者コースでは荒砥沢地すべりを題材に、守るための方法を学びました。  また、各日の昼食では栗駒山麓のめぐみを使った弁当でおもてなしを行い、栗原の食文化を味わってもらいました。 ●ビギナーコースの研修内容  ビギナーコースでは、研修のゴールを「保全することの必要性を知る」、具体的な成果として「なぜ保全が必要であるのか、同僚や地域住民に対して自分自身の言葉で語れるようになる」と設定しました。  参加した42人は6グループに分かれ、保全に関する研究の蓄積が豊富な伊豆沼・内沼を事例にして、現地調査とグループワークで3日間議論を深めました。その際の視点として、保全されている対象とその価値、対象が面している脅威、保全されることによって生じる恩恵の4点を明確にしました。  現地調査では、公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田 哲郎(しまだ てつお)研究室長と、当ジオパークのアドバイザーである東北学院大学の目代 邦康(もくだい くにやす)准教授も帯同し、参加者へのレクチャーやアドバイスを行いました。  最終日、保全活動の必要性を説明する資料を作成し、予算獲得交渉のための模擬コンペを実施しました。  コンペの結果、優勝したのは「マイ伊豆沼・内沼プロジェクト」をテーマにしたグループでした。 ●守ることの必要性  3日間の研修を通して、参加者は、対象となる資源をなぜ守る必要があるのか、説得力のある説明をするためには、どのようにしたら良いのかを考え抜きました。  現地調査を行った伊豆沼・内沼は、冬季には毎年10万羽を超える水鳥が飛来するラムサール条約登録湿地です。一方で、土砂の堆積により年々沼が浅くなっています。資源の保全には、それぞれに応じた時間や工程を意識することが重要で、審査員からは「極端な話かもしれないが、保全計画のスケジュールによっては保全を成し遂げる前に沼が無くなってしまう可能性もあり、活動にかける時間についても考えてほしい」というコメントが出されました。  日本全国のジオパークには、さまざまな地質遺産があります。この経験を通して、全国各地域における実践につながることを期待します。 写真 ▲全国から集ったジオパーク関係者 ▲伊豆沼・内沼での現地調査 ▲3日間の集大成となった模擬コンペ