20ページ 市からのお知らせ 栗原市の市外局番 0228 記号の説明 ダウンロードマークがついている様式などは、市ウェブサイトからダウンロードできます。 令和3年度決算審査意見書  地方自治法および、地方公営企業法の規定により、決算を監査委員の審査に付することとされています。監査委員が市の決算書などを確認し、予算執行や会計処理が、適正で効率的に行われているか審査しました。 問い合わせ先 栗原市監査委員事務局 電話42-1120 ●決算審査期間 6月3日(金曜日)から8月26日(金曜日)まで、武田 孝一(たけだ こういち)監査委員と藤野 修一(ふじの しゅういち)監査委員、鹿野 芳幸(かの よしゆき)監査委員が審査を行い、9月7日(水曜日)、市長に意見書を提出しました。 ●審査結果 一般・特別・事業会計の決算と基金の運用状況などを審査した結果、決算書などの計数は正確で、その内容や予算執行状況も適正、妥当と認めます。 監査委員意見 ●一般・特別会計、基金運用状況 子育て支援策、若者定住策などに加え、引き続き新型コロナウイルス感染症対策に係る事業に取り組まれました。栗原市医師会の全面的な協力のもとワクチン接種を実施した他、子育て世帯への臨時特別給付金や感染拡大防止協力金の支給、また、市の独自支援策も実施し、地域経済対策や市民の安全・安心な暮らしのため、広範囲に及ぶ支援や対策が講じられました。   財政状況については、有利な財源の確保や事業の選択と集中によって、確実に健全化が図られてきましたが、普通交付税の合併算定替激変緩和が終了し、税収の減少、社会保障関係経費の増加など、より厳しい財政状況となることや、新型コロナウイルス感染症対策のための支出などが今後も想定されることから、将来にわたって安定的な財政運営が行えるよう「第3次栗原市行政改革大綱」による取り組みを全庁挙げて着実に実行し、必要な財源の確保とともに、事業の見直しや選択と集中による歳出の重点化に努めるよう望みます。   市民協働のまちづくり推進の仕組みを確立し、市民総参加により名実共に「市民が創る くらしたい栗原」の実現を目指して、第2次栗原市総合計画後期基本計画に基づく事業推進にまい進することを期待します。 ●水道事業会計 配水管路の耐震化事業などを実施し、将来にわたり安全、安心な水道水の安定的な給水を確保していくための施設整備が行われました。   給水状況は、給水人口の減少などから給水量の伸びが期待できない状況で、水道施設の更新や耐震化による費用が増大することから、事業収益の確実な確保に努め、一層の経費削減に努めるよう望みます。また、50年後、100年後の将来を見据え、安全で強靭(きょうじん)な水道サービスの持続を図るため「栗原市水道ビジョン」の達成や理想像の実現に向けて健全経営が継続して行われることに、大きな期待をしています。   今後も市民のライフラインとして、良質な水道水を安定供給できるよう、一層の経営基盤強化を図り、持続可能な健全経営の確立を強く望みます。 ●下水道事業会計 地方公営企業会計に移行し、経営成績や財政状況などを的確に把握することが可能となり、情報を分析し経営戦略の見直しを行いながら、経営基盤の強化と合理的かつ効率的な事業運営が求められています。将来、下水道使用料収入の伸びは鈍化していくことが見込まれることから、水洗化率の向上に取り組まれるとともに、未収金対策の更なる強化を図るよう望みます。   汚水処理施設の維持管理においては、下水道ストックマネジメント計画に基づく計画的、かつ効率的な管理によるコスト削減が期待されます。   下水道事業は、市民生活の重要なライフラインです。将来にわたりサービスを安定的かつ持続的に提供できるよう、今後も徹底した経営分析を行い、健全な事業経営に努めるよう望みます。 ●病院事業会計 「栗原市病院事業第四次経営健全化計画」を策定し、経営改善に向けた取り組みが積極的に進められました。   市立3病院のうち、新型コロナウイルス感染症対応を行っている栗原中央病院を除く若柳病院、栗駒病院の病床数適正化を令和3年4月1日から実施し、病床利用率は大きく改善している状況となっています。人口減少や少子高齢化により、患者数の増加は期待できない状況で新型コロナウイルス感染症の影響による状況の変化に注視しながら、引き続き状況に応じた対応が求められます。栗原市の地域医療を支える病院事業が、将来にわたり、質の高い安全で安心な医療を継続して提供できるよう、今後も強い使命感をもって、経営の健全化に向けて尽力するよう強く望みます。 ※意見書の全文は、市ウェブサイトからご覧ください。 写真 ▲市長に意見書を提出する様子 21ページ 市からのお知らせ 栗原市ウェブサイト URL https://www.kuriharacity.jp/ 11月は児童虐待防止推進月間  国では、体罰等によらない子育てを推進し、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定めています。  虐待を受けたと思われる子どもを見つけたときや、自身が出産や子育てに悩んだときには、市の相談窓口や児童相談所などに相談してください。 ●標語 「もしかして?」 ためらわないで! 189(いちはやく) ●児童虐待に関する連絡、相談先  □市民生活部子育て支援課  □宮城県北部児童相談所 電話0229-22-0030  □児童相談所全国共通ダイヤル 電話189 問い合わせ先 市民生活部子育て支援課 電話22-2360 11月と12月は県税・市町村税の宮城一斉滞納整理強化月間  皆さんが納めている税金は、教育、社会福祉、道路や河川などの公共施設の整備や維持管理、警察、消防など行政サービスに必要な、私たちの暮らしを支える大切な財源です。  県と市町村は、税金を公平に納めていただくため、11月と12月を宮城一斉滞納整理強化月間とし、滞納者に対する徴収対策を強化します。  期間中は、滞納者に対し文書催告や勤務先、取引先などへの財産調査、自宅などの捜索、預貯金、給与、不動産などの差し押さえ、自動車のタイヤロックなどの対策を実施します。税金は、納期限までに必ず納めましょう。 宮城県市町村合同インターネット公売  滞納者から差し押さえた動産などを、インターネットで公売します。 ●入札参加申込期間 令和5年1月12日(木曜日)午後1時~1月31日(火曜日)午後11時  ※詳しくは、KSI官公庁オークションウェブサイトを確認してください。 ●KSI官公庁オークション  URL https://kankocho.jp/ 問い合わせ先  総務部税務課 電話22-1121  宮城県北部県税事務所栗原地域事務所 電話22-2124  宮城県総務部税務課 電話022-211-2326 令和5年度各種検診申込受付を開始  生活習慣病の重症化予防、がんの早期発見・治療のため、各種検診を実施しています。  11月中旬までに、令和5年度の各種検診申込書を送付します。同封の通知などを確認の上、忘れずに申し込みください。 ●受付期間 地区ごとに設定しています。申込書に同封の通知を確認してください。 ●対象   □男性 30歳以上の人  □女性 20歳以上の人 ●申し込み お住まいの地区の保健推進員または、各総合支所に申込書を提出してください。  ※土・日曜日、祝日は各総合支所に回収ボックスを設置しますので、ご利用ください。 ●注意事項  □市の検診を受けない人も、理由を記入の上、申込書は必ず提出してください。  □会場や受付時間などの詳しい内容については、後日送付する受診票と併せて通知します。 問い合わせ先  市民生活部健康推進課 電話22-0370  各保健推進室 市長随感 栗原市長 佐藤 智 手綱ひとつで  10月6日から10日までの5日間、牛の姿や形、肉質などを競う全国和牛能力共進会が鹿児島県で開催されました。5年に一度の開催から、和牛のオリンピックともいわれております。  今大会の宮城県出品牛は、栗原で生まれた宮城県基幹種雄牛を父に持つ牛が大半を占め、宮城県はもとより全国から注目を集めていました。栗原市からも、第6区総合評価群の種牛の部に4頭、肉牛の部に1頭が宮城県代表として出品され、総合で全国第6位という大変素晴らしい成績を収めました。  かつて、和牛は農耕用として田畑を耕し、荷車を引いていた頃、手綱ひとつで牛を操る調教技術が生まれ、江戸時代から現代に至るまで日本固有の技術として引き継がれてきたそうです。農耕用だった和牛が長い年月をかけて改良され、現在では食肉としての和牛が世界から評価されております。  その時代背景に合わせた和牛の改良は進んでいますが、これまでと変わらず生産者の日頃の管理と愛情、そして信頼関係の構築によって生まれる調教技術は、若い世代へと受け継がれていることを共進会会場で感じました。 写真 ▲全国和牛能力共進会の様子