4ページ くりはら秋の芸術鑑賞  10月4日から28日までの間、栗原市立図書館で、築館地区のあすなろ会、若柳地区の秋桜会、栗駒地区のひるこの会の3団体による絵手紙展が開催されました。  展示された作品の中からごく一部を、皆さんの絵手紙に関するエピソードと共に紹介します。 年代を超えて  放課後児童クラブに通う子どもたちに、絵手紙を教える機会があり、子どもたちの表現力の豊かさに驚きました。  絵手紙と聞くと、高齢者の趣味という印象を受けるかもしれませんが、若い人たちにも楽しんでもらいたいです。 発見の毎日  絵手紙を書く前は、花や野菜を何気なく見ているだけでしたが、書き始めてからは、まずはじっくり眺めてみることを意識しています。  花びらの枚数や、野菜ごとに違う色合いなど、絵手紙を始めてから気付いたことがたくさんあり、発見の毎日です。 5ページ 【特集】絵手紙に思いを込めて 季節や行事の節目に  暑中見舞いや年賀状、バースデーカードとして、絵手紙を書いて送っています。  絵や言葉が印刷された、はがきやカードもありますが、自分や相手への思いを込めながら書く絵手紙には、それらとはまた違う良さがあります。 離れていてもつながる思い  書いた絵手紙は、孫に送っています。  成長するにつれて、連絡を取ったり、直接会う機会は減ってしまいますが、孫の家に遊びに行ったとき、食卓や部屋に絵手紙が飾ってあるのを見ると、とてもうれしく、心が温かくなります。 思いを運ぶ絵手紙  何気ない風景やものに、短い言葉を添えて書かれる絵手紙は、素朴さの中に書いた人の思いがたくさん詰まっています。時には、読んだ人の想像力を広げ、書いている人や書かれているものに、思いをはせるきっかけにもなります。  電子メールや電話が普及した今の時代は、手紙を書く機会が減っています。また、スマホなどで手軽に写真を撮ることができるため、絵を描いて残すという人も少ないのではないでしょうか。  心を込めた文字や絵には、書いた人の個性が表れます。書いた人の思いを読んだ人が受け取ったとき、お互いの大切な思い出が鮮明によみがえり、温かな気持ちになることでしょう。  師走の足音が近づくこの季節、今年一年お世話になった人や大切な人に、いつもの年賀状とは一味違う、絵手紙を送ってみませんか。