4ページ Play back!(ぷれい ばっく)栗原市の選手たち  8月20日(土曜日)の予選を勝ち進み、21日(日曜日)の決勝トーナメントでも健闘した栗原市の選手たち。男子の栗原西中学校、女子の築館・栗原西中学校合同チームの活躍を紹介します。 仲間と共に 築館・栗原西中学校合同チーム主将 築館中学校 3年 川上 リオ(かわかみ りお)さん(築館根岸)  小学5年生のとき、友達に誘われて始めたホッケー。始めて5年目になる今年の全国大会は、地元での開催ということで、もともと私の中で特別な大会でした。また、3年生ということもあり、昨年はあまり感じることのなかった自分のポジションへの責任感や、勝ちたいと思う気持ちが、強くあった大会だったと思います。  チームメイトとは、練習が終わった後、部室で1時間以上ホッケーについて語り合い、遠征では数日間共に過ごしたりと、1年を通して、家族よりも一緒にいる時間が長かったと思います。そんな仲間がいたから、ここまで頑張ることができました。  会場を準備してくださった皆さん、今日まで指導してくださった先生、コーチ。支えてくれた家族に、感謝を伝えるのは当たり前ですが、一番に感謝を伝えたいのは、多くの時間を共にし、一緒に戦ってくれたチームメイトたちです。みんな、ありがとう。 5ページ 【特集】栗原で描いた青春~全日本中学生ホッケー選手権大会~ みんなに感謝 栗原西中学校主将 3年 吉原 慈人(よしはら いくと)さん(一迫曽根)  父がホッケーのコーチをしていた影響で、小学1年生から競技を始め、今年で9年目になりました。  全国大会は憧れの場で、誰でも出場できる大会ではありません。その大会が地元で開催されたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。試合では、普段対戦する機会のないチームばかりで、とても緊張しましたが楽しくプレーできました。勝つこともでき、良い思い出になりました。  今年の栗原西中ホッケー部の3年生は自分1人だけだったので、後輩たちがいなければ、チームを組むことすらできませんでした。ホッケーは、仲間の大切さも教えてくれました。これからの人生に、学んだことを生かしていきたいです。  最後に両親へ、感謝の気持ちを伝えたいです。ホッケーに打ち込む環境を整えてくれたからこそ、全国大会に出場でき、最後まで楽しくホッケーができました。今まで支えていただき、ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。 輝く青春を抱きしめて  中学生のホッケー選手が目指す大舞台、全国中学生ホッケー選手権大会。選手たちの熱い思いと、限られた人数で応援に駆け付けたチーム関係者の熱気が、栗原の地に満ちあふれる中で幕を閉じました。  真夏の空の下、フィールドを力いっぱい駆けた生徒たちの汗、涙、笑顔。その全てが、きらきらと輝いていました。仲間と紡いだ絆や得た経験は、青春の一ページに刻まれ、この先もずっと、心の支えとなるのではないでしょうか。  スポーツや文化、勉強などさまざまなことに、ひたむきに取り組む栗原の子どもたち。その姿を、これからも応援していきましょう。