4ページ  花山地区の魅力や観光について、長年花山に住んでいる佐々木さんと、令和3年4月に地域おこし協力隊員として花山に移り住んだ海山さんに話を伺いました。 一般社団法人はなやまネットワーク 事務局長 佐々木 徳吉(ささき のりよし)さん 栗原市地域おこし協力隊員 海山 裕太(うみやま ゆうた)さん 花山の魅力 【佐々木さん】 私は生まれも育ちも花山で、高校生の3年間以外はずっと花山で生活しています。  ここの最大の魅力は、何といっても豊かな自然です。澄んだきれいな水、空気が好きで、この地を離れようとは思いませんでした。 【海山さん】 私も花山の自然が大好きです。私は東京出身で、ビルに囲まれた生活の中では、四季の変化を感じることはほとんどありませんでした。ところが花山では、気温の変化、風景の色合い、草花などから四季の移り変わりを全身で感じることができて、それが楽しいです。 花山で観光をするなら 【佐々木さん】 私のおすすめは花山湖です。これからの時期は、新緑が湖面に映し出されてきれいです。冬は、ドーム船でのワカサギ釣りが人気を集めています。  また、浅布(あざぶ)渓谷もおすすめです。渓流は、川底がはっきりと見えるくらい澄んでいて、その水量と音は迫力満点です。渓谷を取り囲む木々が紅葉する秋も、絶景です。  近年は、人混みを避けて自然の中で過ごそうと、都市部から訪れる観光客が増えているように感じます。昨年はキャンプブームも相まって、花山青少年旅行村や道の駅が盛況でした。  コロナ禍で、花山を代表する鉄砲まつりなど、祭りやイベントが中止になっているのは残念ですが、それでも、花山の自然に引かれ、観光に訪れてくれる人がいるのは、うれしいことです。 【海山さん】 私のおすすめは、全長約50メートルの高さを誇る白糸(しらいと)の滝です。白糸の滝へ至る遊歩道は、平成20年の岩手・宮城内陸地震により閉ざされていましたが、昨年新たな遊歩道が完成し、再び滝を見れるようになりました。  自然そのままのデコボコ道が楽しめる遊歩道を歩いていき、その先で滝にたどり着くと、感動もひとしおです。また、林道を使えば遊歩道の途中までは車で行けるので、山歩きに慣れていない人でも安心です。 花山を訪れる人へ 【海山さん】 大きな山に囲まれた国道398号をドライブするだけでも、花山の自然を楽しめると思います。季節ごとに見所があるので、ぜひ、何度でも花山に足を運んでみてください。 【佐々木さん】 花山湖を中心とし、四方を山に囲まれている花山は、他の地区とはまた違った雰囲気を持っています。市内にこんな場所があると、皆さんに知ってほしいです。  私たちの事務所がある花山農山村交流センターでは、この地の歴史、文化などに関する資料展示や、レンタサイクルを実施しています。花山にお越しの際は、交流センターも、ぜひ寄ってみてください。 写真 ▲紅葉の浅布渓谷 ▲白糸の滝 ▲花山鉄砲まつりの展示 5ページ 【特集】花山いいとこ巡り ねじり ほんにょと行く! 花山おすすめスポット  国道398号の冬季通行止めが解除になるこれからの季節は、花山にとって、観光やドライブに適した季節になります。  花山には見所がたくさんありますが、その中からいくつかを、ねじり ほんにょと一緒に見ていきましょう。 ①花山名物を楽しめる「道の駅路田里(ろーたりー) はなやま」の自然薯そば ②「花山青少年旅行村」の湖畔を臨むキャンプ場 ③「湖畔のみせ 旬彩(しゅんさい)」の地元食材を生かした日替わりおにぎりランチ ④「こもれびの森 森林科学館」でのクラフト教室の作品 ⑤秋田県へ続く国道398号 花山を満喫しよう  県内最大の面積を誇る栗原市は、地区によって全く異なる特徴を有しています。今回紹介した花山地区も、豊かな自然が生み出した名所や特産物、仙台藩の関所があった歴史、ダム建設によって現在の町並みができた経緯など、さまざまな特徴があります。  花山湖沿いをドライブし、おいしい特産品でお腹を満たした後は、豊かな自然を感じる名所を巡る。花山を満喫して、心も体もリフレッシュしませんか。 栗原観光情報  栗原の観光について知りたいときは、市観光物産協会または、市観光ポータルサイトをご利用ください。 栗原市観光物産協会 ●所在地 栗原市志波姫新熊谷284番地3(くりこま高原駅内) ●電話番号 25-4166 栗原市観光ポータルサイト「ぎゅぎゅっとくりはら」 ●URL https://www.kurihara-kb.net/