16ページ library みんなで としょかん 栗原市立図書館 電話21-1403 【開館時間】 ●火曜日~金曜日:午前10時~午後6時 ●土曜日・日曜日:午前9時~午後5時 【休館日】 ●毎週月曜日・祝日(祝日が月曜日の場合は、その翌日) 図書館 市ウェブサイト 今月のおすすめの本 『フーガはユーガ』 伊坂 幸太郎著  仙台市内のファミレスで、常盤優我は語り出した。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子ども時代のこと。そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のことを…。不思議で、切ない、長編小説。 『みずとはなんじゃ?』 かこ さとし作、鈴木 まもる絵  朝起きて、顔を洗う「みず」。うがいをしたり、飲んだりする「みず」。花や植木の根本に注いでやる「みず」。水は一体どんなものなのでしょうか?水を通して共生の大切さを伝える、かこ さとし最後の絵本。 お知らせ  市立図書館の資料が間違いなく棚にあるか、確認する蔵書点検のため、休館します。  ご不便をお掛けしますが、ご協力をお願いします。 休館期間 1月28日(月曜日)~2月4日(月曜日) ※休館期間の図書・雑誌の返却はブックポストが利用できますが、ビデオ・DVDなどの視聴覚資料は破損するため、開館している時間にカウンターに返却してください。 1月の「ブッくる号」 約2,000冊の図書を積んだ移動図書館車が市内を巡回します。※悪天候中止 場所 日程 時間 若柳公民館 9日(水曜日)、23日(水曜日) 午後2時〜2時50分 鶯沢公民館 10日(木曜日)、24日(木曜日) 午後2時〜2時20分 鶯沢小学校 10日(木曜日)、24日(木曜日) 午後2時30分〜3時30分 花山小学校 16日(水曜日) 午前10時15分〜10時40分 瀬峰公民館 17日(木曜日) 午後2時〜2時30分 高清水総合支所 午後2時50分〜3時20分 志波姫小学校前駐車場 午後4時〜4時30分 ※悪天候の場合は、中止することがあります 1月の「おはなし会」 幼児と小学生を対象に、絵本の読み聞かせや手あそびを行います。 場所 日程 時間 市立図書館 絵本 5日(土曜日)、12日(土曜日)、19日(土曜日)、26日(土曜日) 午前10時30分〜10時50分、午後2時30分〜3時 すばなし 12日(土曜日) 午後2時〜2時30分 若柳公民館 12日(土曜日) 午前10時〜11時 栗駒総合支所 12日(土曜日)、26日(土曜日) 午前10時〜11時 つくってみらいん たべてみらいん 大根と豚肉のべっこう煮 ※※1人当たりの栄養価:223キロカロリー、たんぱく質10.2グラム、塩分0.9グラム 材料(4人分) 大根 400グラム 豚肩ロースかたまり肉 200グラム サラダ油 大さじ1と2分の1 だし汁 2カップ 砂糖 大さじ2 酒 大さじ1と3分の1 しょうゆ 大さじ2 青ネギ 少々 つくり方 ① 大根は2センチメートル幅の輪切りにして、皮を厚めにむき、大根の上下に、かのこ模様に浅く切れ目を入れてから半月に切る。 ② 豚肉は、1センチメートル幅に切る。 ③ フライパンにサラダ油を引き、①の両面がきつね色になるまで焼き、火を止めて、大根を取り出し、フライパンの油をふき取る。 ④ 再びフライパンを熱し、②の両面を焼く。 ⑤ ④に③とだし汁を加え、アクと脂を取り除きながら煮立てる。 ⑥ ⑤に砂糖、酒を加え、落としぶたをして弱火で20分ほど煮る。 ⑦ ⑥にしょうゆを加え、肉と大根がやわらかく、べっこう色になるまで煮る。 ⑧ 皿に⑦を盛り、小口切りにした青ネギをかざる。 ポイント 豚肉は焼いた後にお湯にくぐらせ、余分な脂を落とすことで、ヘルシーで見た目もきれいに仕上がります。 献立作成者 食生活改善推進員 高清水分会 佐々木 洋子(ささき ようこ) 17ページ geopark 自然災害との共生と豊穣の大地の物語 栗駒山麓ジオパークだより 27 問い合わせ先 ジオパーク推進室 電話24-8836 ジオパーク 市ウェブサイト ジオパーク Facebook 地元食材でジオパーク活動に参加  栗駒山麓ジオパーク特産商品「栗駒山麓のめぐみ」の認定商品、栗駒山麓のめぐみ「迫野御膳(はまのごぜん)」を紹介します。 ●料理は文化 歴史が刻んだ おもてなし  会席料理丸勝は、親子4代で60年続くお店です。先代、先々代は中華料理屋として営業していましたが、15年ほど前から和食をメインとして営業しています。代表の阿部さんは、「迫野御膳は、30年来続けている地産地消の考え方から生まれており、地元の食材を多くの人に知ってもらいたい」と熱い思いを話してくれました。  また、最近は、移住を考えている人に迫野御膳を提供し、地産地消から栗原の魅力を伝えることも行っています。  お店では、お客さんが食後に向かう場所の地形や地質、文化などの紹介をしています。「くりはら物語」と呼ばれるこのお話は大変好評で、「栗原に興味を持ってもらえるよう、今後も積極的に行っていきたい」とのこと。 写真 ▲栗原の食材のみ使用した迫野御膳 ●おいしさの理由  栗駒山麓のめぐみ「迫野御膳」のおいしさの理由は、栗駒山を源流とする一迫川・二迫川・三迫川が運んだ豊かな土壌の広がる栗原の大地にあります。  花山地区は、清水を用いた岩魚の養殖や御番所豆腐が作られ、一迫地区では仙台藩の献上米を納めた良質な米が栽培されています。伊豆沼周辺の耕地では、レンコン栽培も盛んです。他にも、通年味わえるトマトやパプリカ、椎茸、豚肉、豆腐、油揚げなど、たくさんの食材であふれています。  四季折々の献立が楽しめる栗駒山麓のめぐみ「迫野御膳」は、まさに栗原の「めぐみ」を堪能できる料理です。ぜひ、「くりはら物語」を聞きながら、お食事をしてみてはいかがでしょうか。 会席料理 丸勝 住所 栗原市一迫真坂字町東181-2 営業時間 午前11時~午後1時30分 午後5時~10時 ※不定休 問い合わせ先 52-2028 写真 ▲左から店長 江口 志麻さん、女将 阿部 裕美さん、  代表 阿部 朗さん 写真 ▲くりはら物語を説明する阿部さん 自然災害への備えと豊かさの象徴 長屋門  長屋門は、江戸時代の諸大名や有力武士の屋敷における門形式のひとつであり、長屋と門が合体したような造りをしています。  栗原に長屋門が増えたのは、田畑や山林の面積が広い裕福な農家が増えた明治時代以降と言われています。  長屋門は、脱穀や籾すりなどの作業場や作男(使用人)の住まいとして利用されるなど、農家の暮らしに併せて、さまざまな場面で利用されてきました。また、平野部の川沿いや伊豆沼・内沼周辺にある長屋門には、洪水への備えとして舟を所有する家があります。洪水発生時は、この舟を利用して住民を避難させたり、生活物資を運んだりしたという記録も残っています。  長屋門を通じて栗原の景観をひも解くと、農村の歴史や自然災害への備えなど、地域の暮らしが見えてきます。 写真 ▲栗駒文字地区の長屋門 ▲洪水災害時に使用した舟