大人の仲間入り
更新日:2022年4月1日
日ごとに暖かくなり、春の風が心地よい季節となりました。
今日から新年度が始まり、入学や進学、就職など希望に満ちた新生活がスタートしました。
私も47年前の今日、期待と不安の中、旧築館町役場の職員として、社会人の第一歩を歩み始めましたが、今でもその当時の初心は忘れていません。
4月は生活環境や気持ちの変化が大きい時期ですが、今年は特に大きな変革があります。今日から改正民法の施行により、約140年ぶりに「大人」の定義が変わります。
今回の改正では、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることにより、携帯電話の契約やクレジットカードの作成など、親の同意が無くても、自分の意思で契約行為が可能となります。
一方で、女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられるなど、自己決定権の尊重や社会参加を促すことが目的とされています。
自分で決定するということは、責任を負うことにもなります。
新たに成年を迎えられる皆さまには、さまざまな情報が飛び交う現代社会において、安易な情報に惑わされず、自身でよく考え、慎重な行動を心掛けてほしいと思います。
2022年4月1日 栗原市長 佐藤 智
【写真】新たな気持ちで新年度スタート