米どころ栗原の長屋門

 私は、田園風景に映える長屋門のある栗原の景色が大好きです。そこには、ゆったりとした時の流れと、どこか懐かしさを感じます。
 市内には、500棟以上の独特の門構えを持つ、農家の長屋門が残っています。それは、時代の流れに即しながらも、歴史的建造物として大切に保存・活用されてきました。これらの長屋門は、江戸時代からの貴重な門もありますが、多くは明治時代以降に建てられたもので、米どころ栗原の稲作文化と深い関わりがあり、富農の象徴でもありました。
 現在も長屋門の多くは、主に物置や作業小屋として使われていますが、中には内部を改造し、カフェやギャラリー、事務所など、工夫を凝らした利用をしている所もあります。
 長屋門と居久根(いぐね)と呼ばれる林に囲まれた母屋、土蔵や板蔵が一体となった、日本の原風景とも言える魅力ある農村風景が栗原にはあり、景観は十分に観光資源となります。めまぐるしく時間が過ぎる現代、癒しとゆとりを求める皆さんに、この魅力を発信することから始めていきたいと思います。

2017年8月1日(火曜日) 栗原市長 千葉 健司

写真:米どころ栗原の長屋門
【写真】米どころ栗原の長屋門