• くりはら研究所だより第111号
  • 2016年5月1日(日曜日)発行

シリーズ ジオパーク 35
栗駒山麓ジオパーク認定記念フォーラム

3月27日(日曜日)/栗原文化会館

 日本ジオパークの認定を記念し、ジオパークの認知度向上と更なる活動推進のためにフォーラムを開催。記念講演やジオパークに関する学習発表、展示コーナーなどが行われ、1,200人の来場がありました。

フォーラム第1部

画像:認定証を披露する佐藤市長と中田副委員長 開会式では、日本ジオパーク委員会副委員長の中田節也(なかた せつや)氏(東京大学地震研究所教授)から栗駒山麓ジオパーク推進協議会会長の佐藤市長に日本ジオパーク認定証が手渡され、佐藤市長は「教育と連携して、地域づくりにつなげて行きたい」と決意を新たにしていました。
 「ジオパークと地域振興」と題した記念講演では、中田副委員長から「活動においては教育や観光など、ひとつに特化しすぎないこと。」とアドバイスがあり、糸魚川(いといがわ)ユネスコ世界ジオパークの糸魚川市交流観光課長兼ジオパーク推進室長 渡辺 成剛(わたなべ せいごう)氏からは「『親子』をキーワードとしたジオパークの教育への活用」といった事例発表がありました。

フォーラム第2部

 学習発表では、栗駒小学校3年・4年生から「地元でチョウザメや岩魚の養殖が行われており、栗原の大地と関係がある」ことや、一迫小学校4年生から「自然観光パンフレットづくり」で観光ポイントのピーアールがありました。また、ジオパーク専門員 桑原 里(くわはら さと)さんからも昨年度1年間の活動報告を行いました。

フォーラムを開催して

画像:むすび丸もお祝いに来てくれました 今回のフォーラムは、栗駒山麓ジオパーク推進協議会がこれまでに取り組んだ事業の中でも、最も規模の大きなものとなりました。
 講演や発表のほかにもジオパークに関する展示・体験コーナーや特産品販売、ジオ食のふるまい、地域芸能発表などが行われましたが、協議会の構成団体をはじめ、日本ジオパークネットワーク、協賛企業など、関係各位の協力の賜物であったと感じています。事務局としては準備不足の面を痛感しましたが、今回の反省点を今後の運営に繋げていきたいと感じました。

栗駒山麓ジオガイド養成講座(初級)受講生募集 

 ジオパークの魅力や地域の文化を来訪者に伝えるジオガイド養成講座(初級)を今年度は全8回の予定で開催します。
 ジオパークやジオガイドに関心のある方など、どなたでも受講できますので、ぜひ参加してください。

【第1回講座】

  • 日時 5月18日(水曜日)午後7時から
  • 場所 栗原市市民活動支援センター多目的室
  • 内容 岩手・宮城内陸地震復興までの道のり
  • 講師 栗駒耕英行政区長 金澤 大樹(かなざわ だいじゅ)氏
  • 申し込み 5月13日(金曜日)までジオパーク推進室に電話で申し込みください

 ※第2回以降は受講者にお知らせします

新たに地域おこし協力隊2人を委嘱 

画像:市長と協力隊員(左から長尾隼、中川理絵、原田拓也、佐藤充) 4月1日、市役所で栗原市地域おこし協力隊員の新隊員2人に、委嘱状の交付を行いました。
 福島県三春町から花山地区に移住した佐藤 充(さとう みつる)さん(写真右端)は、メディア・コンテンツ系を専門としており、情報発信の分野で期待されます。2人目は、愛知県豊橋市から築館地区へ移住した原田拓也(はらだ たくや)さん(右から2人目)。地質に関する豊富な知識を、この広い栗駒山麓ジオパークで発揮いただきたいと思います。ジオパーク専門員はこれまでの2人に加え、4人となりました。多くの方々とのつながりを築いていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

台湾台北旅行社訪問団モニターツアー              

3月20日(日曜日)から24日(木曜日)/栗原市内・松島町・岩手県平泉町ほか

 台湾の旅行会社で添乗業務に携わる8社13人の方を迎えて、モニターツアーを開催し、栗原市内や近隣市を周遊するコースで栗原の魅力を紹介しました。

 今回、来日した皆さんは、台湾の旅行会社で主に添乗員をしている方で、これまでも来日しています。しかし、栗原市の訪問は全員が初めてのため「栗原らしい」おもてなしを目指しました。

体験・交流

画像:甘くておいしいと好評 ツアーでは、志波姫地区の「そね観光いちご園・いちごの摘み取り」、若柳地区の「(有)只見工業所・ミニ畳づくり」「ハイルザーム栗駒・着物着付け体験」「古民家岩松・餅つき体験」など、栗原ならではの体験を行い、いずれも大変好評で「体験プログラムは台湾人にも楽しんでもらえる」と意見をいただきました。
 また、若柳地区の「(株)富士フィルムテクノサービス」でカメラの修理工程の見学をしたほか、岩手県平泉町の「中尊寺」、「毛越寺」、画像:着物着付け体験岩手県一関市の「厳美渓」、南三陸町の被災地、松島町の「瑞巌寺」、「円通院」の見学など、広域的で主要な観光スポットを組み入れました。

栗原産品を買い物

 外国人が来日する目的のひとつに「買い物」がありますが、今回のツアーは直売所や栗駒地区岩ケ崎の商店街を中心に案内をしました。特に「米」や「ジャム」、「菓子類」などが人気で、立ち寄る所では、たくさんのお土産を買っていただきました。

率直な意見交換

画像:ツアーの感想や改善点を聞く 若柳地区の古民家岩松では、ツアーに参加した皆さんと、受け入れに協力いただいた関係団体が意見交換会を行いました。
 ツアー参加者から、栗原市を訪問した率直な感想や、宿泊施設や体験プログラム、観光ルートの改善点など、率直な意見をいただきました。主な意見は次の通りです。

  • 宿泊
    • 宿泊先や食事などの費用を考慮し、パンフレットを整理して活かしたい
    • 台湾では朝食をしっかり食べる人は少なく、朝食にトーストやサンドウィッチを食べるので、準備してほしい
    • お粥にはさつまいもを入れても良いが、「塩」は入れないでほしい
    • 日本ではラーメンを一番食べてみたい
  • 観光・体験
    • ハス、ユリ、アヤメなど季節の花が見たかった
    • 台湾では体験できないものがしたい(ミニ畳作り、レンコン掘り体験など)
    • 見学だけではなく体験がしたい

今後に向けて

画像:笑顔で台湾に帰国する参加者 ツアーに参加した皆さんも、最後は少し疲れた様子でしたが、帰る際には「また来ます」、「楽しかったです」との声も聞かれ、安堵とともに、今後の課題を見つけることができました。
 今後も、栗原市では台湾との交流を積極的に進めていきますが、今回実施したように、栗原市内だけで楽しんでもらうのではなく、近隣の自治体と協力し、広域的な観光ルートを視野に入れながら、栗原の魅力を発信していきます。

田園観光課がJRくりこま高原駅から市役所へ移動しました

【産業経済部田園観光課】
 住所:栗原市築館薬師一丁目7番1号(築館ふるさとセンター2階)
 電話:0228-22-1151 ファクス:0228-22-0315

【産業経済部ジオパーク推進室】 
 住所:栗原市志波姫新熊谷284番地3
 電話:0228-21-0020 ファクス:0228-23-5370

※ジオパーク推進室は、JRくりこま高原駅構内です

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