• くりはら研究所だより第106号
  • 2015年12月1日(火曜日)発行

シリーズ ジオパーク30. 
第6回日本ジオパーク全国大会霧島大会

 10月27日(火曜日)から29日(木曜日)/鹿児島県霧島市民会館ほか

 今年で6回目を数えた日本ジオパーク全国大会。栗駒山麓ジオパーク推進協議会から、佐藤会長をはじめ17人が基調講演、分科会、ジオツアーなどに参加しました。

大会の概要

画像:左から、JGC副委員長 中田節也氏、佐藤会長(栗原市長)、JGN理事長 米田徹氏 ジオパークの現在の課題や今後の将来像について議論・共有することを目的としたこの大会には、全国各地から700人を超える参加がありました。開会セレモニーでは、今回日本ジオパークの認定を受けた栗駒山麓ジオパークを含む4地域に、認定証が交付されました。

大会一日目

 世界ジオパークネットワーク副会長のイブラヒム・コモオ氏と山陰海岸ジオパーク学術部会員 新名 阿津子(にいな あつこ)氏からの基調講演があり、ジオパークの楽しみ方や世界のジオパークの取り組み事例などが紹介されました。また、分科会では、市町村長セッション、日本のジオパークが目指す方向、ガイド像、ジオパーク教育など各分野について議論を交わしました。

大会二日目

画像:庄内川(都城市関之尾町)の甌穴群を見学するジオツアーの参加者 分科会「理想のガイド像」では、「ジオパークを多くの人に知ってもらうために、お客様の目の前の風景の奥にある物語を楽しんでもらう」そのためには、「豊富な知識・巧みな話術・的確な状況判断が必要であり、そのための努力を続けることが重要である」と意見集約しました。最終日には、霧島ジオパークの構成市である都城市(みやこのじょうし)のジオサイトめぐりを行い、東霧島(つまきりしま)神社や高千穂牧場、霧島酒造工場の見学を通して、その魅力に触れてきました。

大会を通して

 日本ジオパーク認定を受け正会員として参加した初の全国大会。各地域の方から祝福の言葉をいただきましたが、「これからがスタートであり、踏ん張りどころ」とアドバイスもありました。
 認定以降、市内の各団体から連携の提案もあり、踏ん張りどころはまだまだ続きそうです。

ジオサイトの紹介 2

 前回に引き続き、栗駒山麓ジオパークの16のジオサイトを紹介します。

ジオサイト2 栗駒温泉群

 みどころ:栗駒の温泉郷 花山の温泉郷

 栗駒山の周辺には、秋田県、岩手県とともに、たくさんの温泉が湧いています。これは栗駒山の下にあるマグマにより温められた地下水によるものです。
 栗駒地区には駒の湯温泉、新湯温泉、文字温泉などがあります。花山地区には、温湯温泉、湯浜温泉があります。※詳しくは、各施設に問い合わせください
 奥羽山脈の中央に位置する栗駒火山。景色を楽しみながら、温泉と大地の関係をのぼせない程度に考えてみてはどうでしょうか。
 次回は、ジオサイト3の高層湿原を紹介します。

栗駒山麓ジオパーク認定記念フォーラムを開催します

 ※2016年(平成28年)3月に延期となりました

 日本ジオパーク認定を受けジオパーク活動の向上を目的に、記念フォーラムを開催します。ジオパークを体感できる催しがいっぱいですので、ぜひお越しください。

  • 日時 12月23日(水曜日)午前10時から午後3時
  • 場所 栗原文化会館
  • 内容
    • 基調講演 日本ジオパーク委員会 中田 節也(なかた せつや)氏(東京大学地震研究所教授)
    • 東北のジオパーク体験ブース、学習発表、抽選会ほか

くりはら観光塾「インバウンド・ステップアップ講座」

 市の観光に興味のある方や、実際に観光業に携わる方を対象に、「インバウンド・ステップアップ講座」を全9回開催しています。今回は、第9回の様子を紹介します。

第9回観光中国語会話講座

画像:声調と基本的となる言葉の発音を復習している様子 9月29日(火曜日)

 第9回講座も、前回の講座と同様に発音の復習から講座が始まりました。音の上がり下がりの調子の「声調」も第1声から第4声まで発音すると、いつもは講師から、「第3声が聞こえません」と言われていましたが、第6回から毎回発音の練習をした成果が現れ、今回は言われずに褒めていただきました。

自己紹介

 最終回の講座では、これまでに学んだことを活用して、自己紹介に挑戦しました。
 必ず紹介する内容は「我是○○(私は○○です)」を中国語で伝えることで、そのほかには好きなものや飲み物、日本人であること、年齢などを講師に伝えました。名前は、何回も練習したようで、難なく話すことが出来る受講者もいれば、日本語にはない発音が名前にある受講者は手こずっていました。名前の後が続かない受講者には、講師が書いた、復習用に今まで習った言葉の中から、自己紹介に活用できそうな言葉をヒントに使い、自己紹介を続けました。

中国の文化

画像:中国で使用されている簡体語の漢字が書いてあります  自己紹介終了後には、中国の文化について、講師に質問しました。
 日本では、「もったいない」という言葉があるように、出された食事は残さず食べることはいいことですが、中国では、残さず全部食べると食事の量が足りないと思われてしまい、料理を追加されるので、わざと少量を残すマナーがあります。また、お酒のアルコール度数が日本酒よりも高いことが多いので、アルコールを勧められた時には、注意した方がいいそうです。

勉強の一つの方法として

 中国語を学ぶ教材の1つとして、中国の天気予報の映像などを活用してみるのも良い方法だそうです。日本でもニュースは専門的な言葉が多いですが、天気予報は短時間で天気のことを中心に話されるので、同じような言葉が使われる頻度が高く、何回も聞くうちに耳に残ることから、中国語も覚えやすくなるそうです。

講師千葉 菊未(ちば きくみ)氏より一言

 学生の時も中国語を教えた経験があり、日本では中国と中国語に興味がある方が多いことをうれしく思いましたが、10年前に栗原市に転入した時には市内に中国語教室がないことに複雑な気持ちでした。
 今年、栗原市から観光中国語会話講座の講師依頼があって、栗原市がいつか中国の観光客を受け入れてくれる日を期待していたので、心からうれしく思いましたが、今回の講座は全4回、合計しても5時間前後という時間の中で、どこまで中国語を教えることができるか不安でした。ゼロからのスタートで、発音練習や基本挨拶などハードなスケジュールの中、受講者は毎回、一生懸命、あきらめないで発音練習と単語を暗記することを努力し、わずかな期間で基本的なあいさつや自己紹介ができるようになりました。

全9回の講座を振り返って

 今年度のくりはら観光塾は「インバウンド・ステップアップ講座」を全9回開催しました。前半は英語、後半は中国語を学びました。観光英会話講座では、全5回の中で、実際に外国の方をお招きし、実践的な英会話を学ぶことができました。また、外国の方から見た栗原の魅力についても、知ることができました。観光中国語会話講座では、中国語を学んだことがない受講者が多く、初心者向けの講座になりましたが、会話だけではなく、中国の文化についても学ぶことができました。

受講者の声
  • 外国の方との交流があったり、楽しい講座でした。これを機に、英会話・中国語の勉強に励みたいです。
  • 参加して本当に良かったです。
  • 参加者が少なくても休講せずに開講してもらえてよかったです。

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