• くりはら研究所だより第105号
  • 2015年11月1日(日曜日)発行 

シリーズ ジオパーク29. 
JGNガイドフォーラム ”ガイド活動による地域づくり” 参加報告

9月15日(火曜日)から16日(水曜日)/京都府京丹後市網野町

 今年、初めて開催されたJGN(※1)ガイドフォーラム。
 栗駒山麓ジオパーク推進協議会から、3人がバーチャルジオツアー(※2)や分科会でのグループ討議、ジオツアーに参加してきました。

 ※1 日本ジオパークネットワーク
 ※2 各地のジオサイトを映像で紹介するツアー

フォーラムの目的

画像:ジェスチャーや小道具を駆使してガイドを行った阿蘇ジオパークのガイド 日本ジオパークは39地域となり、ジオパークを通じての地域活性化やまちづくりに携わる方も増えてきました。その中で特にガイド活動を行う方は、日々の活動に加え、自己研鑽にも励まれています。
 今回のフォーラムは、全国のジオガイドが一堂に会し、日ごろの課題や現状について議論を深め、今後のガイド活動の幅を広げることを目的に、150人が参加しました。

フォーラム1日目

 9つのジオパークのガイドの代表者がバーチャルジオツアーを行った後、「ジオパークにお客を呼ぶPR術」と「お客様満足度を上げる工夫」をテーマに分科会を行い、お客様を呼び込むためのメディアの利活用やSNSなどでの発信方法を討議しました。また、キャッチコピー次第で、商品の売れ行きが変わることなどの実例も紹介されました。

フォーラム2日目

画像:琴引浜を踏みしめ、鳴き砂の音に耳を傾ける参加者 京丹後市内のジオサイトを巡り、鳴き砂が特徴的な琴引浜(ことひきはま)や巨大な一枚岩「立岩(たていわ)」などを見学しました。鳴き砂とは、石英を主成分とする砂で、握ったり踏んだりすると「クックッ」という音が出ます。汚れが付くと音の鳴りが悪くなるなどガイドがあり、実際に歩いてその音を体感しました。近隣する文化館では、砂浜への漂着物(海外からのごみ・ライターなど)の紹介があり、鳴き砂を通して、環境保全の大切さを深く考えさせられました。

フォーラムに参加して

 2日間の日程で感じたのは、女性ガイドの多さと力強さです。参加者の約半数は女性で、「自分の地域を良くしたい。知ってもらいたい。来てもらいたい。」ということです。

 その上で「上手にガイドしたい」という想いが感じられ、「私たちも頑張るから、事務局ももっと頑張ってください」という激励のお言葉もいただき、身の引き締まるような機会となりました。

ジオサイトの紹介 1

 今回から、栗駒山麓ジオパークの中にある16のジオサイトを少しずつ紹介していきます。

ジオサイト1 栗駒山頂

画像:四季折々の表情を見せる栗駒山 栗原を代表する観光地であり、6つの登山コースと残雪の駒姿、日本一とも称される紅葉が有名です。
 ジオパークでの見どころとして、(1)山頂部、(2)登山道のあらまし、(3)火山荒原(高原)、(4)御室の雪田植生、(5)東栗駒山の雪窪と雪田植生、(6)二重式火山の景観、(7)いわかがみ平、(8)ドゾウ沢の8つを掲げています。
 活火山である栗駒火山の年齢は約50万年です。二重式火山を物語る山体崩壊や大崩壊部分。登山道も舗装路や古い溶岩流の上やスコリア(火山噴出物の一種)など多様です。
 紅葉や高山植物ももちろんおススメなのですが、目の前の地形や足元の地質など、いつもと違った視点から、栗駒山の持つ魅力を楽しんでみるのもいかがでしょうか。
 次回は、栗駒温泉群を紹介します。

※ジオサイトとは、地質や文化、歴史を感じることのできる場所

くりはら観光塾「インバウンド・ステップアップ講座」

 市の観光に興味のある方や、実際に観光業に携わる方を対象に、「インバウンド・ステップアップ講座」を全9回開催しています。
 今回は、第7回と第8回の様子を紹介します。

第7回観光中国語会話講座

画像:講師の発音に続いて、受講者が発音している様子9月1日(火曜日)参加者  7人

 第7回講座では、前回の講座で学んだことの確認と、前回の復習をかねて、中国語の発音に重要な、音の上がり下がりの調子「声調」の発音から講座が始まりました。講師より、前回の講座終了後に「声調」と主な6つの母音を各自で練習するよう宿題があり、前回講座の中で練習している方と練習していない方では、発音に差が出てくるという話があったため、受講者は各自で練習してきた様子でした。

代名詞と動詞

 代名詞や動詞を学んだことにより、簡単な文章を作る事ができるようになりました。講師から中国語で「彼は中国にいますか」という質問があり、その質問に対して、「中国にいます」と答えたり、食事をしているという設定での会話では、「これ(料理)は好きですか」「好きです」という会話をしました。

中国語読みの名前

画像:中国で使用されている簡体語の漢字が書いてあります 第9回講座の自己紹介に向けて、講師から受講者一人一人の名前の横に中国語読みを書いた付せんが渡されました。自分の名前が中国語読みになり、日本語とは全く違う名前の読み方に驚きながら、講師に声調に注意した発音を教わり、何回も発音しました。

中国と宮城

画像:簡単な中国語で質問している様子 中国は国土がとても広いので、たくさんの民族がいます。そのため、民族によって言語や文化が異なります。
 そのほかにも有名な人物として、例えば「魯迅(ろじん)」は、中国でもとても有名で、「魯迅」が学生の時に留学し住んでいた仙台は、中国の方にも地名が知られており、とても人気があるそうです。

第8回観光中国語会話講座

9月8日(火曜日)参加者 7人

 第8回講座でも、前回までの講座の復習をかねての発音から講座が始まりました。

数字の発音

 数字は1から10までを発音するだけでも難しく、特に4と10は、日本語にはない発音のため、聞き取りづらく、何回も繰り返し練習しました。中でも「44歳」を中国語で発音するのがとても難しく、中国人でも発音できない人もいます。

曜日と年月日

画像:中国の歴史や生活などについて受講者が聞いている様子 日本語では、「月・火・水・木・金・土・日」ですが、中国語では、「星期一・星期二・星期三・星期四・星期五・星期六・星期天(日)」と表記します。日曜日だけ、ほかの曜日とは異なり数字では表記しません。数字と曜日の発音を覚えたところで、講師より「今天星期几?(今日は何曜日ですか)」と質問されました。しかし、すぐには答えられないので、受講者はテキストを確認し「今天星期二。(今日は火曜日です。)」と答え、講師より「正解です!」と言われ、ほっとした顔をしていました。
 ほかにも、ホテルやレストランで使う言葉も習ったので、ホテルにチェックインした時の受付の会話も練習しました。一つ一つテキストを確認しながらなので、ゆっくりとした会話でしたが会話ができ始めた受講者は嬉しそうに会話をしていました。

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