• くりはら研究所だより第101号
  • 2015年7月1日(水曜日)発行

シリーズ ジオパーク25.

5月23日(土曜日)/千葉県 幕張メッセ

 日本ジオパークの認定を受けるため、日本ジオパーク委員へ向けたジオパーク構想のプレゼンテーションが行われました。
 栗駒山麓ジオパーク推進協議会からは、会長(栗原市長)を含む19人が参加し、構想の概要、活動状況などの説明を行いました。

日本ジオパークネットワーク新規申請地域プレゼンテーション

画像:始めに会長(栗原市長)からジオパークに取り組む想いを述べました 今年度のプレゼンテーションには、世界ジオパーク推薦希望地域として石川県白山手取川(はくさんてどりがわ)ジオパークの1地域、日本ジオパーク申請地域として栗駒山麓のほか、カルスト地形の秋吉台(あきよしだい)を見どころとした山口県Mine秋吉台ジオパーク構想と、硫黄島(いおうじま)などを見どころとした鹿児島県の離島、三島村(みしまむら)・鬼界(きかい)カルデラジオパーク構想の3地域が発表を行いました。各地域の発表時間は12分、質疑応答に15分という内容でした。
画像:これからジオパークを目指す地域を中心に約200人が参加しました 栗駒山麓ジオパーク構想からは、栗駒山麓崩落地を中心として、栗駒山山頂から伊豆沼・内沼など平野部までを含んだ市内全域をジオパークのエリアとし、この構想策定までの想いやこれまでの取り組み、この地域の特徴として防災教育に力を注いできたことなどを中心に発表しました。
 委員からの質問には、地域内におけるジオパークの盛り上がりや、栗駒山麓ジオパーク構想のテーマなどへの質問があったほか、防災を全面に出しすぎると栗原は災害が起こりやすく怖いという印象を与えてしまうことから、防災教育を行いながら地域を理解し、「ジオパークは楽しい。」という取り組みも必要とのアドバイスもいただきました。
 今後の予定として、7月下旬に栗原市内ジオサイト候補地での現地審査会が行われ、9月4日に開催される日本ジオパーク委員会で、認定の可否が発表されることとなります。
画像:ポスターの内容を解説する栗原市地域おこし協力隊員 また、発表後に行われたジオパークポスターセッションでは、「栗駒山麓ジオパーク教育(ふるさと教育)は防災・減災にどう活きるのか」をテーマとしたポスター発表をしました。
 これまで2年間実施してきた栗原市内小・中学校でのジオパーク教育の内容をもとに、この地域のジオパーク教育が地域の成り立ちを知り、直近の地震を含む過去に起こった災害を理解し、その出来事を忘れず未来の子どもたちへ継承していく取り組みであることなどを、参加した各地域のジオパーク関係者へ説明しPRしました。
 このような活動の取り組み発表は、今後市内各所で行っていきたいと思います。

平成27年度栗駒山麓ジオガイド養成講座(初級)受講者募集

 栗駒山麓ジオパーク推進協議会では、ジオパーク推進事業の一環として、ジオパークの魅力や地域の文化を来訪者に伝えるジオガイド養成講座(初級)を全5回の予定で開催します。
 ジオパークやジオガイドに関心のある方など、誰でも受講できますので、ぜひ参加してください。

第2回講座(初級)

  • 画像:養成講座の様子日時 7月5日(日曜日)午前9時から午後4時
  • 場所 栗駒文字荒砥沢付近
  • 内容 平成20年岩手・宮城内陸地震と荒砥沢地すべりを学ぶ
  • 講師 東北学院大学教養学部教授 宮城 豊彦 氏
       林野庁東北森林管理局宮城北部森林管理署 宮城山地災害復旧対策室
  • 申し込み ジオパーク推進室に電話で申し込みください

 ※第3回以降は受講者にお知らせします

【問い合わせ先】
ジオパーク推進室 電話:0228-22-1151

一迫小学校4年生総合的な学習 自然観光パンフレットを作ろう

5月25日(月曜日)・29日(金曜日)/一迫小学校ほか

 一迫小学校4年生が行う「栗原市の自然観光パンフレットづくり」。
 田園観光課とジオパーク推進室が連携して、パンフレットづくりのポイント学習や、栗駒地区での現地研修を実施しました。

紙面づくりにあたって

画像:ジオパーク構想の説明を聞いている児童たち 一迫小学校では、前年度の単元「一迫のたからの地図をつくろう」から、地元の自然の中にある魅力を探ってきました。
 今年度は、市全体の現地研修などを通して、地域のよさを分かりやすく伝えるための「栗原市の自然観光パンフレット」を作成します。5月25日の授業では、市担当者から、読みやすさが重要であり、色使い、バランスなどを考えながら、「何を、どのように伝えるか。」を栗原市の観光パンフレットを例に説明をしました。また、自然観光をテーマとしていることから、自然や災害地形を学ぶ栗駒山麓ジオパーク構想の概要も説明しました。 

栗駒地区でのフィールドワーク

画像:見つけた化石を手に笑顔を見せる児童 29日は藍染湖ふれあい公園で、平成20年岩手・宮城内陸地震の爪あと「荒砥沢地すべり」について、発生メカニズムや規模に関する事柄をジオガイドから学びました。また、地すべりシミュレーション装置や化石取り体験では、葉っぱの化石なども発見し、児童たちは大変喜んでいました。
 「世界谷地湿原」では新緑のブナ林をくぐり抜け、ワタスゲが咲く湿原を散策しました。
 そのほか、林野庁東北森林管理局宮城北部森林管理署宮城山地災害復旧対策室の協力により、「荒砥沢地すべり冠頭部」も見学し、日本最大級とも言われる地すべりのスケールを体感してきました。

今後にむけて

画像:世界谷地湿原では高山植物の説明を受けながら散策しました 市内には、栗駒山をはじめとした魅力ある自然がたくさんあり、地震で生じた崩落地形や経験も貴重な資源です。
 これらを上手に活用し、地域を元気にする取り組み「ジオパーク」を少しでも理解いただけたのではないかと思います。今後も伊豆沼や、一迫の伊豆野堰などの現地研修を通して魅力を見つけ、楽しいパンフレット作りになることを願っています。結果については機会をとらえて紹介させていただきます。

観光資源の光「観光農園アロエハウス白鳥(しろとり)」

 栗原市瀬峰にアロエベラが栽培されているのをご存知ですか。アロエベラはユリ科アロエ属に属する多肉植物の一種でアフリカなどが原産の植物です。

開園のきっかけ

画像:ハウスにはたくさんのアロエベラが育っています 観光農園アロエハウス白鳥は「アロエベラの魅力を知ってほしい」という気持ちから3月21日の開園へと繋がりました。平成15年にアメリカへ研修に行き、その際に分けてもらった10株を植え、脇芽を移植し、現在ではハウス2棟に約250株のアロエベラが育っています。

今後の展開

 多くの方にアロエベラを知っていただくために、株分けしたアロエベラの育て方の講座などを開催していきたいと思っています。また、市の観光ルートの1つになり、活性化にも貢献していけるようになれば、嬉しいです。

体験内容

画像:アロエベラの肉厚な葉肉  アロエベラの葉(400グラム)の皮をむき、葉肉を味付けして食べます。残った葉はもち帰ることも出来ます。

  • 開園日 毎週土曜日・日曜日・月曜日 ※農繁期・年末年始休業あり
  • 開園時間 午前10時30分から午後3時30分
  • 入園料 600円

【問い合わせ先】
観光農園アロエハウス白鳥 電話:38-3315

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