• くりはら研究所だより第39号
  • 2010年2月16日(火曜日)発行

【活動レポート】観光まちづくり研究会

観光とまちづくりを研究中

 2009年度から2010年度の2カ年事業で、市長から委嘱された16人の研究員が、栗原市の「観光まちづくり」の体制と仕組みを研究しています。

写真:自己紹介

 この研究会は、観光まちづくり体制整備プロジェクトの一つです。プロジェクトでは、市内の観光まちづくりを取り巻く環境を調べる実態調査や先進事例の視察などを実施しています。研究会は、こうした調査内容を研究する場で、プロジェクトの核になっている事業です。
 「観光まちづくり」という考え方は、住みよい生活環境をつくるまちづくりの活動を、地域の特徴を生かしたり、経済活動にもつながる観光で取り組むものです。

写真:研究会の様子

 研究員には、旅館業・飲食業・農業・製造業などの経営者やNPO、くりはら磨き隊などの市民13人と、有識者として財団法人日本交通公社の主任研究員、行政からくりはら研究所の所長(田園観光課長)で構成しています。
 広い栗原市には、多様な考え方と取り組みで観光やまちづくりに携わっている人がいるので、研究会では、まずはそれぞれの研究員が互いの活動を知ることから始めています。
 研究会では、どのような体制や仕組みが必要になるのか、くりはら研究所の役割や組織の在り方も含めて研究を進めます。

「観光まちづくり体制整備プロジェクト」のページに移動する

資源調査で観つけた小さな光

めかご

写真:めかご

 私の家には、大小さまざまな「めかご」がたくさんあります。
 亡くなったおばあさんが、農閑期(のうかんき)になると小刀一本で材料の篠竹(しのだけ)をとってきて、割って、編み上げては、近所の人たちや親戚に配っていました。
 我が家では、野菜など料理の材料の水切りやウメやグミ、クリなどの実をとる際に重宝しています。リンゴや柿を入れておくと、見た目の雰囲気がとてもよくて、これもお気に入りの使い方です。
 少し大きめで頑丈なめかごは、キュウリやトマト、柿の収穫にも使っています。そうそう、その日に食べる分だけのタラッポ(タラノメ)やバッケ(フキノトウ)を採るのにも便利です。
 あまりにも普通に家にあったので、最近まで考えたことがなかったのですが、凄(すご)いなと思う特徴がいくつかあります。自生している天然の材料だけで、金属類を使っていないので、自然に戻りやすいこと。そして、何よりとても繊細に編み上げられた網の目。用途にあわせて、網目の大きさも変えているようです。
 どうやって編み上げるのか、私はもちろん両親も受け継いでいないのが残念ですが、近所には職人ワザといえる技術をもつ人がたくさんいらっしゃるので、そのうち教えてもらいたいと思っています。

【活動レポート】観光活動支援

蘇(よみがえ)った奥州街道
画像:歩けるようになった区間

 市民と街道ファンの人々が、旧奥州街道の藪(やぶ)払い作業をしました。
 藪で歩けなかった金成の夜盗坂(やとうざか)から新鹿野一里塚(しんかのいちりづか)までの約1.2キロメートルが散策できるようになりました。

  • 日時 2009年年12月19日(土曜日)午前10時から午後3時

  • 場所 金成地区
  • 参加者 60人
写真:藪払い作業

 この作業は、内閣府の補助事業「地方の元気再生事業」として採択された「みちのく街道・交流人口創出のための6次産業創造プロジェクト」の「街道見える化事業」の一環で実施したものです。
 NPO法人奥州街道会議などで構成する「街道ツーリズムネットワーク」が、南は栗原から北は青森県三戸までの旧街道を地域資源として、観光振興や地域活性化に生かそうと取り組んでいるもので、くりはら研究所やくりはら街道会議も参画しています。

写真:開通した道

 作業した日は、雪が降り積もる悪天候。金成末野や若柳三田鳥、有志の市民とプロジェクトのメンバー総勢60人が参加して、篠竹(しのだけ)や雑木などを藪払いしました。
 作業終了後、開通に喜び、感激して涙ぐみながら周りの方々と握手して回って歩く人もいました。実は素敵(すてき)な物語が今回の場所にはあります。それは、また次の機会に紹介することにして。
 蘇った街道は、雑木林に囲まれ、殿様の乗った駕籠(かご)が通れるくらいの道幅です。参勤交代の時代に歩いている情景が想像できるようです。

「みちのくの街道・交流人口創出のための6次産業創出プロジェクト」のページに移動する

【活動レポート】くりはら輝かせ隊

栗原のハレとケの食で交流会

 くりはら輝かせ隊の交流会を東京で開催しました。
 くりはら食ツーリズム研究会の活動成果として、「栗原のハレとケの食」をモニタリングしてもらいました。

    写真:栗原のハレとケの食で交流会
  • 日時 【一回目】2月5日(金曜日)午後7時から午後9時
       【二回目】2月6日(土曜日)午前11時から午後1時
  • 場所 リーダーズサロンNAMIHEI(東京都)
  • 参加者 【一回目】30人 【二回目】20人

 くりはら輝かせ隊は、栗原のファンづくり・顧客づくりを目的に、市外の人を対象に会員を募っています。
 現在は、栗原市出身の方や栗原市を訪れたことがある方、くりはら田園観光都市創造事業に携わった専門家など、北海道から沖縄まで約230人の方々が会員になっています。
 今回は、くりはら食ツーリズム研究会の女性達が作った10種類の餅(もち)料理を始め、ニンジンの白和えなどのハレ(非日常)の食と、煮物やねっけ豆といったケ(日常)の食を会員の皆さんに試食してもらいました。
 会員の皆さんからは、「温かい演出に感動」、「きめ細かな心配りが嬉しかった」、「延々と食べ続けていたかった」などの感想を寄せていただきました。

「くりはら輝かせ隊交流会in東京」のページに移動する

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