• くりはら研究所だより第19号
  • 2008年6月16日(月曜日)発行

資源の魅力シリーズ1 奥州街道 その2

写真:立街道は写真の左側の草むらのあたり

 栗原市を縦断する奥州街道を、まずは南側の高清水から歩いてみましょう。
 国道4号から高清水の町中に向かって美しい杉並木の坂道を下ると、右側に小さな堤があり、左側には沢田があります。藩政時代には、堤を通り過ぎた所に宿場の門と番小屋があり、夜になると通れなかったそうです。
 ここは立街道とよばれ、現在の大崎市にあった「荒谷宿」から北に約5キロメートル、徒歩1時間程の位置にあり、高清水宿の南玄関にあたります。

写真:仰ヶ返り地蔵(のけがえりじぞう)

 藩政時代には、街道沿いに美しい松並木があり、旅人の疲れを癒したそうですが、戦時中に船材や松根油の原料に使うため伐採されました。
 この近辺には、奥州街道の整備以前に使われていた東山道とよばれている古道の史跡や地名が残されています。その一つ「仰ヶ返り地蔵(のけがえりじぞう)」は、国府多賀城に通じていた古道沿いの巨石に浮き彫りされている、珍しい仰け反った地蔵です。
 このお地蔵様の前に広がるなだらかな丘で、ちょっと休憩して、昔の旅人が行き交う様子を想像してみる、こんな寄り道をしてみるのも街道歩きの楽しみの一つです。

写真展「栗原の魅力」巡回展示栗駒展

身近な資源が地域の「光」に
写真:長屋門とサクラの木の前で花見をする人々

<監修> 観光・交流プランナー 麦屋 弥生 氏
 皆さんのすぐそばにある風景が栗原市の観光振興の素材になることをお伝えしたいと思い、選んだ写真展の巡回展示です。

  • 期間 6月18日(水曜日)から7月8日(火曜日)

  • 場所 愛藍人・文字 電話番号0228-47-2141

  • 観覧料 無料

【お知らせ】
 2008年6月14日(土曜日)発生の「岩手・宮城内陸地震」の影響で中止しました。

観光塾

 コラム「観光塾」は、栗原市の「光」を観つけ、ビジネス化の光を当て産業へと高めていくヒントを先生方からご教示いただきます。
 先生方には4回ずつの連載で、それぞれの専門分野から話題を提供していただきます。
 お楽しみに。(観光・交流プランナー 麦屋 弥生)

温泉ビューティツーリズムのすすめ その2

【今回の講師】温泉ビューティ研究家 石井 宏子 氏
写真:食談義で温泉ビューティ体操を教える石井宏子氏

写真:温泉ビューティ研究家 石井宏子 氏

 花山地区の温泉の特長は、良質の塩を含む温泉であるということ。温湯温泉「佐藤旅館」、花山温泉「温湯山荘」、さらに、少しトレッキングをすれば、ランプの宿の湯ノ倉温泉「湯栄館」、湯浜温泉「三浦旅館」と、ナトリウム―塩化物泉または、それを主成分とする温泉に出会えます。 

 塩化物泉は日本の温泉の29パーセント、2番目に多い泉質です。温泉1キログラム中の溶存物質総量が1000ミリグラム以上あり、陰イオンの主成分が塩素イオンの場合が塩化物泉です。主成分が塩分なので、味わってみるとしょっぱい味がします。

写真:温泉宿の部屋にいる石井宏子氏

 特長としては、塩の成分が肌の上に付着し、薄いベールのように肌を包みます。それが保護膜となって、肌の水分や熱を逃げにくくしてくれますので、湯あがり後も〝しっとり〟〝ほかほか〟が持続する「保温&保湿」作用が期待できます。夏休みに海水浴に行き海で泳いだ後、日光にあたっていると、お肌の上にうっすらと白く塩が残った、という経験がありますね。そんな風に、温泉の中の塩の成分が肌の上に残ってくれるというわけです。

写真:自然の恵みの一つ、滝

 塩化物泉は、湯あがり後もポカポカが持続しますので、温泉で温められることによるエネルギー消費の持続時間も長くなるということで、ダイエットをしたいと思っている方にもおすすめしたい温泉です。
 山歩きにはとてもいい季節ですね。くりはらの山のパワーを全身で体感しながら、ゆっくりとマイペースで歩ける花山のトレッキングと温泉の組み合わせは、わたしたちの心身を癒し、元気をもらえる、おすすめの〝温泉ビューティツーリズム〟。くりはらの山の贈り物をしっかりいただきに出かけませんか?

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