• くりはら研究所だより第49号
  • 2010年12月16日(木曜日)発行

資源の魅力シリーズ3 栗原のおいしい食 その4

くりはら食ツーリズム研究会の活動から観つけた、栗原の食の魅力を紹介します。

写真:蒸したもち米

 今回から、栗原に脈々と伝わる餅文化を2回に分けて紹介していきます。
 農家のお宅を訪問すると、物置や蔵の中に眠る大きな臼と杵を見つけることがしばしばあります。お話を聴くと、昔は、お盆や正月はもちろんのこと、お客様が来た時や農作業の区切り、祝い事など、何かにつけて、餅をついたとのこと。
 町村史で調べてみると、人々の暮らしの中に餅にまつわる事がたくさん書いてありました。
 例えば、12月28日は餅をつく日。「暗いうちから威勢のよい餅つきの杵の音がきかれ、正月用の餅が一臼ごとにござにおかれた。大小さまざまのお供え餅を丸めたり、子供たちは水木や栗の木に花のようにつけたりしてお正月気分を楽しんだ」と書かれていました。
 このほか、お盆やお彼岸の最後の日に、墓へ帰るご先祖様に供える「おみやげ餅」。丈夫な子供に育つこと、故郷を離れないことを願い、満一歳の誕生日を迎える子供に背負わせる「一升餅」。婚礼の日、庭先でつく「契りの餅」。河川事故に遭わないようにとつく「きゃっぱり餅」など。
 年中行事や人生、農作業の節目などに食べられ、人々の生活に深く結び付いてきた「餅」。次回は、餅をおいしく食べるためのひと手間や工夫、技について探ってみたいと思います。

昔ながらの杵つき餅
写真:杵つき餅

 【材料】

  • もち米・・・臼の大きさに応じて

 【作り方】

  1. もち米を研ぎ、たっぷりの水に浸す。

    浸水時間は8から10時間程度。長すぎると、米粒が割れたり、短すぎるとうまく蒸けなかったりする。

  2. 餅つきの作業が始まる前に、杵は柄が抜けないように水に浸し、臼は、乾燥による亀裂や破損を防ぐため、水を張っておく。

  3. もち米は、ざるにあげて水気をしっかりと切り、蒸し器に入れて蒸す。湯気が上がってから30分程度、指で米粒をつぶすと餅状になるまで蒸かす。
    蒸かす時間が足りないと、いくらついてもいい餅にはならないので、必ず蒸け具合を見ること。

  4. 蒸かしたもち米を臼に入れて、こねの作業に入る。
    杵をひねりながら、臼の周りを回るようにしてこねる。重要な作業なので、しっかりとやらない、と、つく度にもち米が臼から飛び散り、米粒が残る「じゃっけい餅」になってしまう。

  5. 餅をつく。バケツに水を用意する。手に水をつけ、つく合間に餅を返す人を「合い取り」といい、一回ついたら、一回返す。つき手と一緒に声を出しながら、タイミングよくつく。合い取り水は、「えんだれ水」ともいう。水を使すぎると腰のない餅になるので、水加減に気をつけながら、餅の外側から中央に向かって練りこむ。また、途中、杵に餅が付くようであれば、杵の先を水でぬらす。米粒がなくなり、餅の表面にてかりが出てきたら、つきあがり。最後に、餅の外側から中央に向かって練りこみ整える。力任せにつくのではなく、杵の重さを利用してつくと効率的につける。
    餅の温度が下がらないように手早くつく。

活動レポート 自宅ショップ開業支援講座

観つけよう!夢のスガタ

 自宅の一室を活用した起業を目指す市民を対象に、起業に向けたイメージを固め、必要な情報を収集し、実践力を身につけられる場として、様々な分野で活躍している専門家を招いて開催しました。
 講座のポイントを2回にわたって紹介します。

第1回「夢を語ろう」
写真:第1回の講師の石井宏子さん
  • 講師 温泉ビューティ研究家 石井 宏子 氏
  • 日時 9月10日(金曜日)午後7時から9時
  • 場所 栗原市市民活動支援センター
    • 「やりたいこと」を整理するために、まずはやりたいことの大風呂敷を広げ、「大事にしたいもの」や「心の中にあるもの」を探してみましょう。

    • 最近の旅人のトレンドは、「旅」と「暮らす」の中間。そこの地域でちょっと暮らしたような気持ちになる旅を求めている。
    • 自宅ショップは、旅人に向けたビジネスにもつながる。
第2回「起業に必要な数字を学ぼう」
写真:第2回の講師の早坂具美子さん
  • 講師 ぷらいべーとさろん 具楽 早坂 具美子 氏
  • 日時 9月17日(金曜日)午後7時から9時
  • 場所 栗原市市民活動支援センター
    • みんながインターネットを利用している訳ではないので、ダイレクトメールの効果はある。手書きで一言でもよいから書いてください。

    • まずは自宅で、自分のスペースで使えるところを見直して、3年位がんばってみることをおすすめします。
    • しっかりとコンセプトや目的をもつことが大事。
    • 田舎だからできないということはなく、魅力があればお客さんは来ます。

【募集】干し大根・凍み大根教室

太陽と風の力を借りた保存食の体験

画像:干しダイコン

 干し大根や凍み大根は、昔から作られてきた寒冷地ならではの保存食。
 昔ながらの干し方を体験しながら、料理を食べて、調理方法を学びます。
 作ったものは、それぞれ持ち帰り、自宅の軒下に干してみましょう。

  • 日時 平成23年1月22日(土曜日)午後1時から4時

  • 場所 この花さくや姫プラザ2階調理実習室(志波姫総合支所北側)

  • 内容 稲ワラで編む干し大根作り、しの竹に吊るす凍み大根作り、干し大根・凍み大根を使った料理の試食

  • 参加費 1,500円 

  • 定員 食に興味のある市内在住者10人

  • 講師 くりはら食ツーリズム研究会

  • 持ち物 エプロン、三角巾、筆記用具、持ち帰り用の袋(大根3本分程度)

  • 服装 動きやすく汚れてもよい服装

  • 申込 2011年1月11日(木曜日)正午まで

  • 申込先 くりはら研究所(産業経済部田園観光課)

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