• くりはら研究所だより第85号
  • 2014年3月1日(土曜日)発行

シリーズ ジオパーク9.

第8回栗駒山麓ジオガイド養成講座(初級)・修了式

1月22日(水曜日)/市民活動支援センター

画像:シリーズジオパークロゴ

 栗駒山麓ジオパーク推進協議会では、日本ジオパーク認定を目指す取り組みの一つとして、栗駒山麓ジオガイド養成講座を開催しています。ジオパークの魅力や地域の文化を伝えるガイドの基礎知識やポイントを学ぶことを目的として、第8回の講座には26人の方が参加しました。

ガイドとしての安全管理

画像:受講生にアドバイスをする馬渡氏 多世代はうす文字倶楽部代表 馬渡 達也 氏を講師に迎え、
「ガイドとしての安全管理について」と題して、ガイド活動における安全管理の考え方を学びました。
 誰(お客様、自分など)の安全を守るのか、何(生物や事故など)から守るのか、事故発生時の対策など講話いただきました。受講者は、1時間半にわたる講習を熱心に聞き入っていました。

平成25年度の講座開催状況

画像:第3回講座で訪れたゆざわジオパーク院内石採石場 平成25年度の養成講座(初級)には31人の申込みがあり、6月から翌1月までの全8回の講座には、延べ176人の方が参加しました。
 第1回は、栗駒地区耕英の金澤 大樹 区長から平成20年の内陸地震時の状況、自助・共助・公助の大切さと復興・発展するための取り組みを講話いただきました。
 また、湯沢市の協力により、第2回はゆざわジオパークの取り組みと事例発表を学び、第3回においても先進地研修として小安峡大墳湯などのジオサイトを案内していただきました。
 第4回は、ガイドの基本知識について、受け手に「伝える」から「伝わる」ための話し方を馬渡氏から学びました。
 第5回は、荒砥沢ダム付近において、地すべりのメカニズムや地形・景観の変化について現地研修を行いました。
 第6回は、栗駒文字地区の「長屋門」または「荒砥沢地すべり」を題材とし、ガイドの実習を行いました。
 第7回は、東北学院大学教授 宮城 豊彦 氏から、奥羽山脈と栗駒山麓の成り立ちなどについて講話いただきました。
 第8回の講座で今年度の全課程を終えたことから、講座終了後、修了式を行いました。

修了式

画像:修了証書交付の様子 全31人の受講者のうち、修了基準を満たした19人に、栗駒山麓ジオパーク推進協議会会長(栗原市長)から修了証書が授与されました。基準に満たなかった方々には受講証明書を交付し、次年度の受講により修了証書を交付することにしています。
 会長からは、長期間にわたる受講について感謝の意を表すとともに、平成27年度のジオパーク認定を目指すためには、ジオガイドは欠かせない存在であり、これまで以上に皆様の協力をいただきたいとのあいさつがありました。
 受講者からは、栗原市のすばらしさを再確認したという意見や、広い栗原を知るには8回では短い、他のジオサイト候補地のことも知りたいという意見も出され、受講者の意欲の高さを改めて知ることとなりました。

栗駒山麓ジオフェア開催

画像:ジオフェアの様子

 ジオパークを多くの皆さんに知っていただくため、栗駒山麓ジオフェアを開催します。
 ぜひご来場ください。

  • 日時 3月21日(金曜日)午前10時から午後3時
  • 場所 「エポカ21」2階
  • 内容 講演会や学習発表、全国のジオパーク紹介、地元食材を使った振る舞い、全国ジオ土産展示など
  • 入場料 無料

くりはら観光塾「おもてなし講座」

おもてなしの心を育もう

 市では、観光関係者を中心とした30人の市民の方を対象に、来訪者へのサービス向上のための「おもてなし講座」を全4回の予定で開催しています。今回は、第1回と第2回の講座の様子を紹介します。

第1回『おらほの宝モノを探そう』

12月20日(金曜日)/市民活動支援センター

【講師】みやぎおかみ会会長 磯田 悠子 氏(松島国際観光株式会社取締役副社長)

東日本大震災から得た「おもてなしの心」画像:自らの震災体験を交えながら講話していただきました(磯田氏)

 東日本大震災の直後、松島は被災者の方などの復興支援宿泊施設となりました。最初は市販のラーメンなどの簡単な食事の提供でしたが、要望もあり、刺身定食の提供をしたらすごく喜んでいただきました。また、日本人はお風呂が好きなので、ゆっくりお湯に浸かることで心身が癒され、やがて、長靴で館内を走り回る子供の姿や震災体験を話してくれる方々もおりました。とにかく、話を聞いてあげる、これが一番大切で、その中で気づいたのは、甚大な被害だったけれども、本当に海が好きな方が多いということです。だからこそ、震災を風化させず、語り継いでいかなくてはならないと実感し、その中で精一杯のおもてなしをすることが大事だと思います。

栗原の宝モノとは

 皆さん、栗原の宝モノとは何ですか?自分のまちに訪れてほしいと思うなら、自信を持って「栗原にしかないもの」を探し、発信することが大事です。決して、嘘はつかず、詳しく丁寧に説明をする必要があります。
 また、リピーターだけを大事にする傾向がありますが、初めて来訪する方がドキドキしながら来る勇気を大事にしてください。その気持ちに共感できてこそ、顧客の確保につながると思います。
 栗原には、長屋門、伊豆沼・内沼、世界谷地など、多くの宝モノがあります。特に、広い田んぼの中のイグネや秋に金色に輝く稲穂が一面に広がる光景は、本当に美しく、素晴らしい観光資源です。
 そして、米も野菜も美味しく、郷土料理も豊富で、農家の庭先で味わうことができたら、最高の味を提供できると思います。皆さんの誇れる、地域に愛されるものを見つけてください。

第2回『笑顔の花咲く!!おらほ栗原の接遇マナー』

1月21日(火曜日)/市民活動支援センター

【講師】(有)カノン・プレス・サテライト秋子塾代表取締役 藤原 秋子 氏

「方言は幸せを呼ぶ青い鳥!!」画像:実践を中心に楽しく講話をしていただきました(藤原氏)

 方言には、思いが詰まっており、新鮮なので、おもてなしの強い武器となります。恥ずかしがらずに、標準語の中に、少しだけ取り入れてみましょう。方言は、相手の心を和ませます。方言は宝です。
 そして、伝えたいことは、簡潔に、印象深く、分かりやすくを心がけ、スキル(知識)よりもウィル(情熱)が大事です。

「笑顔は万策に勝る笑ネルギー」

 接遇マナーの好感度アップは笑顔が不可欠です。笑顔でスタート、笑顔でフィニッシュを心がけましょう。

「おもてなしの基本は近江商人の商売の考え方、三方良しに学べ」

 買ったあなたが良し
 売った私も良し
 世間も良し
 この三方の全てが良くないと、おもてなしは成り立ちません。

「おもてなしは自信を持っておらほ栗原流でいこう!!」

 講演の最後に、藤原氏を中心に「おもてなしは自信を持って おらほ栗原流でいこう」をテーマとしたグループワークを行い、これからの活躍が期待される栗原市マスコットキャラクター「ねじり ほんにょ」の効果的なPR方法や企画などについて話し合いました。
 特に、キャラクターのモチーフである「ほんにょ」は、都市部の人や若者層に分かりにくい素材なので、簡単で分かりやすい説明が必要との意見のほか、次のような意見が出されました。
 このような意見を参考に、よりよいPR方法を検討していきます。

  1. ねじり ほんにょのイメージソング作成
  2. ねじり ほんにょ作り(稲刈り)体験を通し、うまい米もPR
  3. ねじり ほんにょが主役の漫画や絵本を作る
  4. ねじり ほんにょの菓子、グッズなどを作る など

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