• くりはら研究所だより第75号
  • 2013年5月1日(水曜日)発行

【活動レポート】第2回栗駒山麓ジオパーク講演会

震災復興とジオパーク認定を目指して

3月9日(土曜日)/金成総合支所ほたるホール

 「ジオパーク=地元愛を高め、地域力が強まり、地域防災力も付く決定ツール」をテーマに、多くの方々にジオパークを理解していただくことを目的として開催し、70人が参加しました。

  • 講師の中川和之 氏演題 「ジオパーク=地元愛を高め、地域力が強まり、地域防災力も付く決定ツール」
  • 講師 日本ジオパーク委員会委員 中川 和之 氏 (時事通信社山形支局長)

 講師の中川氏から、過去に発生した災害やこれまでの日本ジオパークの歩み、今後の展望などを中心に、講話いただきました。
 

ジオパークとは

さまざまな事例をもとに、講話いただきました ジオパークは「ジオ=地球や土地」と「パーク=公園」を合わせた造語で、ジオパークを目指している地域を、日本ジオパーク委員会が認定します。日本ジオパークは、世界ジオパークに認定されている5地域を除き20地域あり、また現在、日本ジオパークを目指している地域が栗原市を含めて17地域あります。

 ジオパークの理念にある地形・地層などの地球活動の遺産とは、私は「何かとんでもないことがあった証拠」だと思っています。
『保全』、『教育』、『ジオツーリズム』の3つの考えをバランス良くというのがジオパークの考え方です。

あっという間に広がった日本のジオパーク

 ジオパークは認定になったから終わりでなく、認定後も長く活動することに意味があります。だから面白く、最大の地域振興策と思う方々が増え、全国各地に広まりました。

地球と私たちとジオパーク

 栗原が目指すジオパークが、栗原のことだけを語れば、それを私はジオパークとは思いません。栗原の地から、地球や日本、東北を語れる、それがジオパークだと思います。

変動帯でのジオパーク

 私たちの住む日本列島は変動帯で、ここで生きる私たちの暮らしはどうしていけばいいか、ジオパークで防災教育を行うことは大切なことです。

災害を語り継ぐ

 ジオ(地球)の活動は災害など大きなマイナスを生むこともありますが、私たち「人」は少しずつ再生・復興を繰り返してきました。そういう意味で「人」の力強さを生み出すことが出来ます。

自然災害におけるジオパークの役割

 地球は私たちに自然資源や美しい景観をもたらします。 

 しかし、ときには地震や津波など大きな災害を引き起こすこともあります。ジオパークで私たちの生きている地球について教育することは、自然との共存を理解する上で効果的なものです。

栗原は何を語る?

 大事なのはストーリーで、つなげて語れるのがジオパークです。
 栗原のストーリーは荒砥沢地すべりだけではなく、沢山ある地域の「宝」を皆さんでつなげて語ってください。     

【受講者募集】平成25年度栗駒山麓ジオガイド養成講座

 市では、平成20年岩手・宮城内陸地震で被災した栗駒山麓崩落地の地形・景観と既存の観光資源とを結び付け、ジオパーク認定を目指して活動しています。
  今年度も、ジオパークの魅力を来訪者に伝える、ジオガイド養成講座を開催します。
  6月から開催予定の初級講座のほか、現地実践を中心とした新たな中級講座を下記のとおり開催します。
※初級講座の詳細は、決定次第お知らせします

ジオガイド養成講座(中級講座)

  • 日時 第1回 5月14日(火曜日)午後7時から
  • 場所 市民活動支援センター多目的室
  • 対象 初級講座を修了した方やガイド実践者の方など
  • 参加費 無料
  • 申し込み くりはら研究所に電話で申し込みください

【活動レポート】くりはら輝かせ隊交流会in東京

GINZA kansei(ぎんざ かんせい)のシェフがつくる「ふるさと食材のフレンチ」

3月19日(火曜日)/日本全国うまいもの交流サロンNAMIHEI(東京都中央区)

 今回は東京で開催した、くりはら輝かせ隊交流会の様子を紹介します。なお、くりはら研究所では、市の観光産業づくりを応援してもらえる栗原のファンづくり・顧客づくりを目的に、市外の方々を対象としてくりはら輝かせ隊の会員を募集しています。

プレゼンテーションの様子 毎年、東京都内の会場で開催している、『くりはら輝かせ隊交流会in東京』。
 今回は「日本全国うまいもの交流サロンNAMIHEI」を会場とし、GINZAkanseiのシェフがつくる「ふるさと食材のフレンチ」をテーマに開催しました。
 交流会には、くりはら輝かせ隊の会員の中から、首都圏で活躍されている市内出身の方や、これまでくりはら田園観光都市創造事業でお世話になった方など、32人が参加され、市からは、副市長をはじめ、一般社団法人栗原市観光物産協会、くりはらツーリズムネットワークの皆さんと一緒に、総勢14人が出向きました。
栗原市出身の坂田幹靖 氏 昨年度までは、郷土料理を主としたおもてなしを行ってきましたが、今回は新たな試みとして、GINZAkanseiのシェフ坂田 幹靖(さかた みきやす) 氏(栗原市出身)による、栗原の食材をフレンチ流にアレンジしたメニューでおもてなしを行いました。
素材が活きた「ふるさと食材のフレンチ」 イワナや志波姫ポーク、漢方牛などの栗原を代表する食材を使用し、素材の味を大切にした料理がとても好評でした。
 また、栗原の観光を紹介するプレゼンテーションでは、くりはらツーリズムネットワークから、昨年秋に実施した「くりはら博覧会〝らいん〟」の様子を、一般社団法人栗原市観光物産協会からは、現在の取り組みと今後の展望など、くりはら研究所からは「栗駒山麓ジオパーク構想」を中心とした取り組みをDVD上映も交えながら報告しました。
 参加者の方々からは、次のような意見や感想をいただきました。

  • 栗原の水・食は何故美味しいのか、ジオパークで解明してほしい。

  • ぜひ協力しますので、都市圏で栗原の物産をたくさん売ってほしい。

  • らいんとジオパークは、栗原の宝と魅力を伝える手法として非常に有効である。

  • 栗原の観光資源は魅力的であるが、アクセス面の改善が必要である。

 など、早稲田大学教授 宮口侗廸 氏栗原への励ましや幼少の頃を懐かしむ声も聞かれ、ふるさとの良さを実感できるこの交流会を今後も続けてほしいと要望がありました。

 最後に、くりはら輝かせ隊を代表して、早稲田大学教授宮口 侗廸(みやぐち としみち) 氏から「栗原市のようにほんにょが並ぶ田園風景は貴重であり、この美しく価値ある景観を失くさないように守っていきましょう。」と励ましの言葉をいただきました。
くりはら輝かせ隊は、北海道から沖縄県まで、260人の会員がいます。今後も会員の皆さんに栗原市の観光産業を応援していただき、ご意見をいただきながら、くりはら田園観光都市創造事業のさらなる展開を図っていきます。

【シリーズDC】第4回 初夏の栗駒山麓を楽しめるバスを運行! むすび丸

 市では、初夏の栗駒山をたくさんの観光客に楽しんでいただくために、「栗駒山麓まるかじりバス」を運行します。
登山道から望む巨大な駒姿の残雪や、山の目覚めを知らせる色とりどりの高山植物たちに出会いに、栗駒山に出かけてみませんか。

  • 期間 5月3日(金曜日)から6月30日(日曜日)
  • 運行区間 くりこま高原駅~栗駒山いわかがみ平
  • 申し込み 乗車希望日の4日前までに電話で申し込みください(最少催行人数5人)

※土曜日・日曜日、祝日のみの運行です
※詳しくは、栗原市観光物産協会まで問い合わせください

【問い合わせ先】
一般社団法人栗原市観光物産協会 電話:0228-25-4166
一般社団法人栗原市観光物産協会のホームページを開く

笑顔咲くたび 伊達な旅

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