• くりはら研究所だより第73号
  • 2013年3月1日(金曜日)発行

【活動レポート】 栗駒山麓ジオガイド養成講座「追加講座」

震災復興とジオパーク認定を目指して

 12月19日(水曜日)/志波姫この花さくや姫プラザ

 全8回の日程で開催した栗駒山麓ジオガイド養成講座の受講者から、栗駒山麓の成り立ちや、地形・地質の特徴などを、深く学びたいという要望が多く寄せられ、追加講座を開催しました。

テーマ『栗駒山麓の成り立ちと地形や地質の特徴について』

講師の宮城氏講師の千葉氏【講師】日本地すべり学会 東北支部 宮城 豊彦 氏、千葉 則行 氏 

 追加講座には34人が参加しました。
 宮城 豊彦 氏(東北学院大学教養学部教授)からは、栗駒山麓の地形と、荒砥沢地すべりによる地形の変化、また、地域がはぐくんできたジオパーク構想への道のりなどについて、詳しく解説がありました。
 千葉 則行 氏(東北工業大学工学部教授)からは、広域的な地質環境と、地震や火山のメカニズムおよび地域の地史的な背景に関する解説がありました。

ワークショップの開催

グループの意見を発表する受講者 講座終了後に、「ジオパークのメーンサイトを一つ選ぶならどこか」をテーマに、グループごとにワークショップを実施しました。
 主な意見として、最もインパクトのあるサイトの「荒砥沢地すべり」が全グループ一致で挙げられました。
 同時に、市には栗駒山や伊豆沼・内沼、細倉鉱山跡を利用したテーマパークである細倉マインパークなど、たくさんのジオ資源や観光資源があり、これらとの連携を含めた、市全体の観光体系のネットワーク化やシナリオ化について意見が出されました。
 参加者が日ごろ感じていることや、講師の情報が組み合わされた積極的な意見交換の場となり、今後のジオパーク推進に向けた貴重な意見をいただきました。 

【募集】第2回栗駒山麓ジオパーク講演会

「大切なことは地域の人とその活動」

 市では、平成20年岩手・宮城内陸地震で被災した栗駒山麓の崩落地の地形・景観を中心に、「ジオパーク」としての認定に向けたさまざまな事業を展開していきます。

 今回は、市民の皆さんに市が目指すジオパークの姿や、ジオパークへの理解を深めてもらうため、日本ジオパーク委員会委員の中川 和之 氏(時事通信社山形支局長)を講師に招き、各地のジオパークの活動や取り組みを例に、ジオパークの基礎知識や魅力を学ぶ講演会を開催します。
 市がジオパークの認定を目指していくためには、市民の皆さんのジオパークに対する理解と協力、盛り上がりが不可欠です。ぜひ、皆さん参加してください。

  • 日時 3月9日(土曜日)午前10時から正午
  • 場所 金成ほたるホール(金成総合支所2階)
  • 演題 「ジオパーク=地元愛を高め、地域力が強まり、地域防災力も付く決定ツール」
  • 対象 ジオパークに興味や関心のある方など、誰でも参加できます
  • 定員 100人
  • 参加費 無料
  • 申し込み 3月6日(水曜日)までくりはら研究所に、電話で申し込みください 

中川和之氏中川 和之 氏
1956年 岐阜県大垣市生まれ。
1981年 日大芸術学部放送学科卒業、時事通信社入社。
記者として地震や火山、災害対策などを学ぶ。
日本ジオパーク委員会委員、日本地震学会普及行事委員長、静岡大学防災総合センター客員教授、元・中央防災会議専門委員。現在は、時事通信社山形支局長を務める。

【活動レポート】第9回くりはら長屋門研究会

長屋門の活用と昔の暮らし

1月11日(金曜日)/若柳地区 高橋 博 氏宅 ・ 志波姫地区 菅原 伸之 氏宅

 若柳地区と志波姫地区の2件のお宅を訪問し、長屋門の活用や昔の暮らしについてお話を伺いました。

高橋 博 氏宅の長屋門

花卉で彩られた長屋門 高橋家の長屋門は明治元年に建てられ、築140年以上が経過しています。
 昭和43年ころまで使用人を雇っていて、農作業などの仕事を行っていたそうです。
 平成11年に花卉栽培を始めたことなどがきっかけで、長屋門を改装し、現在は事務所や応接室、農作業時の休憩所として、有効に活用されています。
 また、昔この長屋門で働いていた地域の方からもお話を聞くことができ、「昼間は農作業をして、夜はここで、たらばす(米俵のふた)を編んだんだよ」と長屋門での作業を思い出しながら、当時の様子を語っていました。

菅原 伸之 氏宅の長屋門

特徴的な造りの長屋門 菅原家の長屋門は築100年以上が経過し、市内の2階建の長屋門の中でも、珍しい造りとなっています。
 昔は長屋門で養蚕を行っていたそうで、屋根裏で蚕を飼い、2階は糸を紡ぐ作業場として、1階は使用人の居住空間として使われ、今も糸を紡ぐ道具などが保管されています。
納屋の天井部分につるされた舟は当時を物語ります また、昭和20年代の大型台風により、この地域が水害に見舞われた際、当時、周辺の住民をこの長屋門へ避難させたときに使用した舟が、今も大事に保管されていました。 

【お願い】
 今後、研究会では長屋門を所有する方々から、長屋門にまつわるお話を伺う場合がありますので、その際はご協力をお願いします。 

【旅の図書室】今月の本 12

  • 開設場所 田園観光課事務室内(くりこま高原駅内)
  • 利用時間 午前8時30分から午後5時30分(土曜日・日曜日、祝日を除く)

 ツーリズムや観光に関する本、情報誌などを多数そろえておりますので、気軽に利用してください。

今日の本12『日本の地形・地質 見てみたい大地の風景116』今月の本(12) 日本の地形・地質~見てみたい大地の風景~

【発行】株式会社文一総合出版

 日本全国の美しい自然景観、世界遺産、ジオパークなど116カ所を、豊富な写真と詳しい解説で紹介しています。その場所がいつどのようにしてできたのかをイメージし、地球を感じることができるガイドブックです。

【シリーズDC】第3回

むすび丸たくさんの花でお客さまをお迎えします!

 仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)が行われる4月から6月は、市内各地で色とりどりの花が咲き誇り、新緑がまぶしい季節です。
 たくさんの観光客に「花いっぱい」の栗原を楽しんでいただき、歓迎の気持ちを伝える方法の一つとして、観光客が集まる場所に、宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」を、パンジーやビオラなどでかたどった「むすび丸花壇」を設置します。
※細倉マインパーク、くりこま高原駅前、南くりこま高原一迫ゆり園などに設置する予定です

笑顔咲くたび 伊達な旅 仙台・宮城DCキャンペーンのロゴ画像

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