• くりはら研究所だより第69号
  • 2012年10月16日(火曜日)発行

【活動レポート】第7回くりはら長屋門研究会

長屋門の活用と保存

8月24日(金曜日)/一迫地区 佐藤 均 氏宅、狩野 哲郎 氏宅

一迫地区の2件のお宅を訪問し、長屋門がある暮らしの継承と、新たな価値を創造する取り組みについて学びました。

佐藤 均 氏宅の長屋門
長屋門を現代風に活用

活用の仕方も時代とともに変化 佐藤家の長屋門は、気仙大工によって建てられ、築140年ほどになります。
 昭和20年代まで、使用人の居住空間や作業場として利用されていました。

 時代の変化と共にその使い方も変わり、現在は、地域の農業の担い手となっている株式会社愛宕産土農場(あたごうぶすなのうじょう)の事務所と枝豆の加工場として利用されています。

長屋門を事務所として活用枝豆の加工場として活用 佐藤氏からは「長屋門は一つの農村風景として趣があり、格好良く見えるが、普段の生活の中で良い面もあれば不便な面もある。長屋門も無用の長物と思っていたが、それを何らかの形で活かしたいという思いもあった。今後も昔の面影を残しつつ活用しながら保存していきたい」と長屋門がある暮らしについて話していただきました。

狩野 哲郎 氏宅の長屋門
くりはらツーリズムでつなぐヒト・モノ・コト

 狩野家の長屋門は、築150年以上が経過し、老朽化や度重なる地震などの影響で、壁や土台、屋根が損壊しました。
 現在、長屋門を修復する「くりはら復古創新(ふっこそうしん)プロジェクト」を行っています。今回は、この長屋門の修復に携わっている「くりはらツーリズムネットワーク」のスタッフから、目的や内容などについて説明をいただきました。
杉皮の確保も自分たちで行いました この事業は、損壊した長屋門(モノ)の修復を通して、長屋門にまつわる地域の文化や歴史(コト)、知恵や技術(ヒトのワザ)の価値を再確認し、それらを地域の “ヒト”が継承することで、足元の資源を大事にする暮らしにつなげることを目的としています。
 元左官職人や大工など地元の職人をはじめ、外部の有識者や専門家の支援を受けながら、同じ志をもつ方々が自らの手で修復を手掛けています。
修復作業の説明を聴く研究員 今は、土台の修復作業が終わり、次は屋根の修復作業を行う予定です。
 屋根は、「大和葺き(やまとぶき)」という方法を使い、敷地内の杉の木からはいだ皮を棟に被せ、杉の板と丸太を材料に使って修復する作業を、ワークショップとして楽しみながら行われます。
 最後に「経験者から昔の様子や暮らしなどを聴く機会が貴重になっている。今回のプロジェクトも、いろいろな世代が交流できるような内容にしていくので、興味のある方はぜひ一緒にやりましょう」と呼び掛けていました。

【お願い】
 今後、研究会では長屋門を所有する方々から、長屋門にまつわるお話を伺う場合がありますので、その際はご協力をお願いします。

【お知らせ】くりはら博覧会「らいん」2012秋開催

 広報くりはら9月16日号の13ページでお知らせしました、「くりはら博覧会『らいん』」のプログラム内容を紹介します。

体験と交流で“栗原”を体感できる「33のプログラム」

実施日 時間 プログラム名 担当会員
10月17日(水曜日) 午前10時から午後1時 ハレとケの日の地元食『赤飯と干しナス料理教室』 くりはら食ツーリズム研究会
10月18日(木曜日) 午前10時10分から正午 虫のイドコロを見に行こう『有機の田んぼで青空教室』 栗原市有機の会
10月19日(金曜日) 午前9時30分から午後1時30分 蒟蒻芋から作る♪ 『コンニャク作り教室』 ルーラルガイド 千葉優子
10月19日(金曜日) 午前10時から午後3時 秘湯ランプの宿で入浴『秋の湯浜トレッキング』 花山山岳会
10月20日(土曜日) 午前11時から午後1時 「こまったさんのハンバーグ」でお子様ランチ『本から料理が出てくる!童話カフェ』 長屋門Cafe いわさき花門
10月21日(日曜日) 午前10時30分から午後0時45分 動物性食材を使わない食事の魅力『豆と雑穀、野菜でカフェごはん』 カントリーストア
10月22日(月曜日) 午後1時から3時 バリスタ気分を体験『手軽にデザインカプチーノ』 自家焙煎珈琲 まめや
10月23日(火曜日) (午前の部)
午前10時から正午
(午後の部)
午後1時30分から3時30分
蕎麦屋の女将さんが教える『そば粉のシフォンケーキ作り教室』 農場蕎麦 坊の蔵
10月24日(水曜日) 午前9時から正午 粉屋、機織り屋、畳屋を見学 『まち歩きで小さなモノづくり発見』 若柳地織 千葉孝機業場、千田粉店、(有)只見工業所
10月24日(水曜日) 午後2時から4時 無添加で作る我が家の味『初めてのみそ作り』 栗原市若柳地区農産物直売所くりでん出荷組合
10月28日(日曜日) 午前9時30分から正午 地元産の「紅玉」でお菓子作り 『りんごのタルト教室』 てから
10月29日(月曜日) 午後2時から4時 能楽師と能面師がいざなう 『能楽講座』 能面師 菅原夢玄
10月30日(火曜日) 午後1時から3時30分 たまには「手」にも休日を 『自宅でできるハンドケア教室』 Nail salon baby jewel
11月1日(木曜日) 午前10時から正午 ねじりほんにょを見に行こう 『栗駒松倉で里山ハイキング』 くりこま高原自然学校
11月3日(土曜日) 午前9時30分から午後3時 晩秋の古道探訪 『奥州街道トレッキング』 佐藤有一
11月4日(日曜日)・
5日(月曜日)
午前9時30分から午後1時30分 釉薬を使わない「焼き締め」を体験 『山茶碗を作る陶芸教室』 座主窯
11月5日(月曜日) 午後1時から4時40分 花咲くご飯『花寿司教室』 お食事処 四季味 鈴木春江
11月6日(火曜日) 午前9時30分から午後1時 素材と向き合う『野菜料理教室』 農家民宿と心の料理 有賀の里たかまった
11月6日(火曜日) 午後1時30分から3時30分 大人の言葉遊び『初めての俳句講座』 千葉進(宮城県俳句協会)
11月10日(土曜日) 午前9時10分から正午
11月7日(水曜日) 午前9時30分から午後1時 コンニャクを栽培しよう『コンニャク芋掘り体験』 ルーラルガイド 千葉優子
11月10日(土曜日) 午前9時30分から午後1時 おうちで簡単手づくり!『冬野菜のキッシュ教室』 てから
11月10日(土曜日) 午後1時30分から4時 小さな土壁作りに挑戦『土の壁掛けワークショップ』 くりはら復古創新プロジェクト
11月13日(火曜日) 午前9時から正午 チクチクと針仕事『若柳地織で干し柿作り』 つぐんべえの会
11月14日(水曜日) 午前9時30分から午後1時30分 そば屋直伝!打ち方、ゆで方、たれ作り『本格そば打ち教室』 農場蕎麦 坊の蔵、山菜茶屋 ざらぼう
11月15日(木曜日) 午後7時から9時 極上の野菜料理『朱塗りのお膳で野菜会席』 農家民宿と心の料理有賀の里たかまった
11月16日(金曜日) 午後5時から8時30分 こだわりの製粉工程を見学『霜月の夜の蕎麦会席』 農場蕎麦 坊の蔵
11月17日(土曜日) 午前9時30分から11時20分 自分で収穫!『樹上完熟りんご狩り』 金成農産加工施設利用組合あぐりっこ金成
11月17日(土曜日) 午前9時30分から正午 地粉とめかごで作る 『昔ながらのがんづき教室』 くりはら食ツーリズム研究会
11月17日(土曜日) 午後1時10分から3時30分 青空の下で『編みかご教室』 つぐんべえの会
11月17日(土曜日) 午後2時から4時10分 大切にしたい藁のチカラ 『稲わら綯い・干し大根作りワークショップ』 くりはら食ツーリズム研究会
11月18日(日曜日) 午前9時30分から正午 森の宝物で暖まろう『薪割り体験』 一迫林業研究会
11月19日(月曜日) 午前9時30分から午後1時 煮る、揚げる、蒸すを習得『レンコン料理教室』 お食事処 四季味 鈴木春江
11月21日(水曜日) 午前9時30分から正午 地元産の大豆から作る『手づくり豆腐教室』 多田みさ子

 ※らいんガイドブックは、各総合支所市民サービス課に備え付けています

【申込・問い合わせ先】
主催:くりはらツーリズムネットワーク 
所在地:〒989-5605 宮城県栗原市志波姫北郷十文字121番地
電話:23-0050(ファクス兼用) ※祝日を除く月曜日から金曜日の午前 10時から午後5時まで
Eメール kurihara.tn@gmail.com
ホームページ http://ktnpr.web.fc2.com/

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