• くりはら研究所だより第53号

  • 2011年6月16日(木曜日)発行

資源の魅力シリーズ3 栗原のおいしい食 その8

くりはら食ツーリズム研究会の活動から観つけた、栗原の食の魅力を紹介します。

『干し大根の煮物』

写真:干し大根の煮物

 代かきや田植えなど、農作業の小昼やおかずとして食べられてきた「干し大根の煮物」。
 出汁をたっぷりと吸った干し大根は、農作業での喉の渇きを補ってくれる役目もあったといいます。
 干し大根は、晩秋から冬にかけて収穫した大根を大切に食べきるため、また、野菜が少なくなる冬場や春先の栄養源として保存するため、さらには、毎日のおかずを色々な調理方法で楽しむためなど、さまざまな目的で昔から作られてきた保存食の一つです。形が悪かったり、キズが付いていたりする大根も、手間暇をかけ、加工して食べられてきました。
干して乾燥させることで、常温で長期間保存できると同時に、カサが減るので収納にも場所を取りません。また、加工の段階で、食べやすい大きさに切っているので、下ごしらえを省略することができます。常備しておくと、買い物に行けない時や、もう一品おかずが欲しい時などにとても便利です。

干し大根の煮物の作り方
写真:しみ大根

【材料】 ※4から5人分

  • 干し大根・・・50グラム
  • 油揚げ、コンニャク・・・2分の1枚
  • ニンジン・・・2分の1本
  • 醤油・・・大さじ3
  • 砂糖・・・大さじ1
  • 酒・・・大さじ2
  • サラダ油・・・大さじ1
  • 出汁・・・2カップ
  • 干し大根の戻し汁・・・1カップ

【作り方】

  1. 干し大根は、たっぷりの水の中でもむようにしてゴミや汚れを落とし、流水で洗う。
  2. 1にぬるま湯をひたひたに注ぎ、30分間程浸けて戻したら、水気をきつく絞ってほぐす。戻し汁は煮汁の一部として使うので、1カップとっておく。戻し時間は、乾き具合や厚さなどによって異なるが、長く浸けておくと、甘味や風味がなくなったり、食感がやわらかくなったりするので注意する。

  3. 油揚げは、熱湯をかけて油抜きし、干し大根と同じくらいの大きさに切る。
  4. コンニャクは、干し大根と同じくらいの大きさに切り、沸騰した湯に入れて、一煮立ちさせる。コンニャクは、そのまま調理すると水っぽくなったり、独特の臭みが残るので、塩をまぶして棒でたたいたり、から炒りしたり、茹でたりして下ごしらえをする。

  5. ニンジンは、干し大根と同じくらいの大きさに切り、湯通しする。それぞれの材料の大きさを切りそろえると見た目が良く、食べやすい。

  6. 鍋に、サラダ油を熱し、干し大根、コンニャクを炒める。続いて、油揚げを加えて炒め、出汁、干し大根の戻し汁を入れて煮る。

  7. 煮立ったら、やや弱めの中火にして2~3分煮てから、調味料を加える。時々、上下を返し、煮汁がほぼなくなるまで煮つめる。煮つめ終わったら、完全に冷まして一晩置くと、味がしっかりとしみ込む。その後、もう一度温め、8に進むと良い。

  8. 最後にニンジンを加え、一煮立ちさせる。

資源調査で観つけた小さな光

【互市】

写真:互市

 先日、築館互市に行ってきました。
 薬師通りには、植木や種物、海産物、荒物などの露店が並んでいました。子どもたちは、わたあめや大判焼きの露店がお目当ての様子。出店の数は少ないようでしたが、にぎやかな雰囲気で縁日気分に。
 刃物屋さんをのぞくと、鎌や鍬、ハサミなど、たくさんの種類の刃物が並んでいました。園芸用のハサミだけでも、使い道で様々です。木の枝、盆栽、生け花・・・、自分が使う姿を想像すると、あれもこれもと欲しくなってきます。
 買うだけではなく、鉈の研ぎ直しを注文しているお客さんも。いつも出店しているお店には、常連客がいるようです。
春に植える野菜を求めて種物屋さんへ。キュウリやナス、ネギの苗や、里芋や長芋などの種芋が箱に並んでいました。
 店のお母さんから、ショウガの種芋の写真を見せてもらいながら、肥料の与え方、土のかけ方などを丁寧に教えてもらいました。「それなら自分でも!」と一山買うと、「最後の一山だからおまけ」と値引きしてくれました。
 築館互市は、藩政時代に物々交換から始まったといわれ、お薬師様の縁日の3月、5月、10月に開かれます。奥州街道の宿場町、杉薬師の門前町の旧観を感じながら互市を楽しみました。

【募集】民泊の受け入れ家庭を募集

都会の若者を泊めてみませんか?

 栗原市では、平成18年度から、都会の若者に地方の良さを知ってもらうため、「若者の地方体験交流(地域づくりインターン事業)」の体験調査員を受け入れています。
 昨年度は、8月と9月の2回、3泊4日で、計8名の学生が民家に宿泊。お盆やお彼岸の家庭の行事や農作業、料理の手伝いを体験したり、夏祭り、地元の人達との交流会に参加したりしました。
 興味のある方は、くりはら研究所までお問い合わせください。

  • 実施時期 8月中旬から9月中旬
  • 受入期間 3泊4日から6泊7日
  • 受入人数 2から4名
  • 宿泊体験料 1人当たり 1泊4,500円
  • その他 プログラムの企画立案や受け入れ期間は、くりはら研究所とくりはらツーリズムネットワークのスタッフが支援します。

【募集】季節の手仕事で楽しむ「らっきょうの甘酢漬け教室」

 地元のらっきょうと栗駒山麓のとちのきから採取したはちみつを使って、「らっきょうの甘酢漬け」を作ります。

写真:らっきょう漬け
  • 日時 6月29日(金曜日)午前10時から正午
  • 場所 この花さくや姫プラザ2階調理実習室
  • 講師 くりはら食ツーリズム研究会
  • 定員 12人
  • 参加費 2,000円
  • 申込締切 6月24日(金曜日)午後5時
  • 持ち物 ガラス製ふた付き保存容器(3リットル以上)、エプロン、三角巾
  • 持ち帰りの目安 らっきょう漬け約1キロ
  • 主催、申込先 くりはらツーリズムネットワーク 電話:090-7523-4093

【お知らせ】『旅の図書室』を開設します

写真:旅の図書室

 くりはら研究所では、ツーリズムや地域づくりに関する
図書や、くりはらの魅力を伝える観光パンフレットなどを
気軽に読んでもらえるコーナー『旅の図書室』を事務室内
に開設予定です。
 詳しくは次号でお知らせします。

【開設予定時期】平成23年7月1日から

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