• くりはら研究所だより第61号
  • 2012年2月16日(木曜日)発行

栗原市観光産業づくりシンポジウム

テーマ 地域活性化への理解醸成

12月23日(金曜日)/一迫ふれあいホール
 主催:国土交通省 国土政策局 地方振興課
 主管:栗原市・くりはらツーリズムネットワーク
 協力:栗原市観光物産協会・株式会社 価値総合研究所

 地域資源の価値を再認識し、観光やツーリズムを中心とした地域活性化への取り組みや活動に、興味・関心を持ってもらうことを目的に、シンポジウムを開催しました。
 前号に引き続き、今回は、事例発表とワークショップのポイントを紹介します。

【第1部】事例発表
「地域資源を活用した交流と体験のプログラム」

くりはらツーリズムネットワーク事務局 千葉 秀知(ちば ひでとも)氏

 昨年秋に開催した「くりはら博覧会らいん」の様子を紹介しながら、参加者に栗原の魅力を再認識してもらえたと発表しました。

「里山の食材を活用して 地域の食文化を伝える」

花山村塾 千葉 優子(ちば ゆうこ)氏

 「コンニャク作り教室」を例に、昔からの知恵やワザは郷土の文化であり、次の世代に伝えていくことの大切さを発表しました。

「栗原の長屋門を通じて 地域の歴史と文化を伝える」

くりはら磨き隊 菅原 敏允(すがわら としのぶ)氏

 長屋門を例に、身近な資源を活用したプログラムの楽しさや、地域資源の再認識の大切さを発表しました。

「自然豊かな暮らしの中で 花山ならではの農業を体験」
写真:事例発表の様子

山菜茶屋ざらぼう 伊藤 廣司(いとう ひろし)氏

 南三陸町立伊里前(いさとまえ)小学校5年生の宿泊学習や、若者の地方体験交流事業で東京の大学生を受け入れたことを例に、単にイベントで終わることなく、参加者に後々まで関わってもらう仕掛けづくりの必要性を発表しました。

【第2部】ワークショップ
写真:蓮クラフトを体験

 グループトークでは、「らいんの新しいプログラム」や「食に関したコンクール」、「子どもが地域に求めるもの」とテーマが設定され、意見交換と発表を行いました。

(体験内容と協力者)

  • 干し大根づくり体験 くりはら食ツーリズム研究会
  • ミニ畳づくり体験 有限会社 只見工業所
  • 蓮クラフトづくり体験 蓮クラフト作家 山谷 信子(やまや のぶこ)氏
写真:講師宮口氏

 グループトークでは、「らいんの新しいプログラム」や「食に関したコンクール」、「子どもが地域に求めるもの」とテーマが設定され、意見交換と発表を行いました。

 全体講評で、講師の早稲田大学教育・総合科学学術院 教授 宮口 とし廸(みやぐち としみち)氏は「ワークショップを通じ、参加者同士が反応することで、何かが生まれるきっかけになればいい」、「若いうちは世の中の標準より劣るのが嫌との思いがあるが、経験を重ねることで他と違ってもいいという考えに変わっていく。若者の標準的な希望を満たしつつ、いかに地域の価値を注ぎ込むかが大切」と締めくくりの言葉を述べていました。

【募集】桃の節句のちらし寿司教室

写真:ちらし寿司

 ちらし寿司は、お祝い事や来客へのもてなし、雛まつりや五月の節句などに作られる地元食。
 教室では、錦糸卵や海老そぼろ、寿司酢の作り方を学びます。

  • 日時 3月3日(土曜日)午後1時30分から4時
  • 場所 この花さくや姫プラザ 2階調理実習室
  • 定員 18人
  • 参加費 2,000円
  • 申込期限 2月21日(火曜日)午後5時 ※ 定員になり次第締め切ります
  • 持ち物 エプロン、三角巾、筆記用具、重箱(約25センチ四方)1段
  • 持ち帰りの目安 重箱1段分のちらし寿司
  • 主催・申込先 くりはらツーリズムネットワーク 電話:0228-23-0050(日曜日・月曜日・祝日を除く)
  • 主管 くりはら食ツーリズム研究会
  • 協力 くりはら研究所

【活動レポート】 長屋門は大切な地域資源

第2回くりはら長屋門研究会

12月6日(火曜日)/栗駒地区文字

 くりはら長屋門研究会は、長屋門に興味のある市民9人で構成し、長屋門にまつわる歴史的背景や物語、建築技術、活用・保存方法など、さまざまな視点から長屋門の価値を研究しています。

【現地調査】
写真:長屋門を視察

 くりはら磨き隊隊員でもある 菅原 敏允(すがわら としのぶ)研究員(栗駒文字)のガイドで、栗駒文字の長屋門2軒と市の文化財である柿之木番所(かきのきばんしょ)を視察しました。
 今回は、研究会の活動を視察に訪れた福島県喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターの9人も一緒に参加。長屋門を間近で見るのは初めてという参加者は、大きさに驚いたり、曲がった木を上手に組み合わせる職人のワザに感心したり。
 ガイドの菅原研究員から、昔は小作人の住居や作業場、家畜小屋として使っていたものが、今は書斎や趣味の部屋として活用している長屋門もあること、柱にはケヤキの木を使っていること、屋根は茅葺き(かやぶき)から木羽(こば)葺きへ、さらに瓦やトタンへと変わってきていることなど、長屋門の特徴や使われ方、構造について説明がありました。

写真:柿之木番所を視察

 また、文字地域は藩政時代から明治時代の半ばまで、秋田への交通の要所で、人や物資だけでなく、文化の交流も盛んであったことなどを聴き、参加者は当時を想像しながら柿之木番所を興味深く眺めていました。
 「長屋門は歴史的な建造物としての価値に加え、地域の文化を知る資源の一つです」との菅原研究員の言葉に、参加者はあらためて長屋門の価値や魅力に気付いたようです。

【随時募集中】 
 くりはら長屋門研究会では随時研究員を募集しています。興味のある方は、くりはら研究所までご連絡ください。

【募集】近代化産業遺産群観光ガイド養成講座

 観光客などに、近代化産業遺産群や市内の観光資源の歴史、周辺情報を伝えるガイドとして、講座と実践によりノウハウを学びます

  • 日時
    • 第1回 2月28日(火曜日)午後7時から9時
      基礎講座 講師 くりはらツーリズムネットワーク副会長 馬渡 達也(まわたり たつや)氏
    • 第2回 3月8日(木曜日)午後7時から9時
      近代化産業遺産群及び栗原市観光資源講座
    • 第3回 3月19日(月曜日)午前9時から正午
      現地実践講座として資源を見ながら学びます
      ※第3回の詳細は、参加者に追ってお知らせします
  • 場所 市民活動支援センター多目的室(築館総合支所2階・第1回と第2回の会場)
  • 対象 観光ガイドに関心がある方で、全3回の日程に参加できる人
  • 参加費 無料
  • 申し込み 2月23日(木曜日)午後5時まで、電話で申し込みください。
  • その他 全3回の講座受講者に修了証を交付し、今後ガイド協力をお願いしていく予定です。
  • 主催・申込先 NPO法人 夢くりはら21 電話:0228-42-2351(土曜日・日曜日を除く)
  • 協力 くりはら研究所・栗原市観光物産協会・くりはらツーリズムネットワーク
タイトル ファイル名 コメント
近代化産業遺産群ガイド養成講座募集チラシ guidekoza.pdf [285KB pdfファイル]  A4判 1ページ
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第5回栗原市写真展 特別企画『写真展 栗原の魅力』

食は地域を知る一番の近道

  • 写真:展示写真の一部(干し大根)日時 3月3日(土曜日)から11日(日曜日)午前9時から午後5時
       ※月曜日は休館、最終日は午後1時まで

  • 場所 栗原文化会館・資料室
  • 観覧料 無料
  • 展示数 約30点

 恵まれた自然環境が育んだ多くの食材、人々の知恵と工夫から生まれた食べ方とそれにまつわる暮らし方を紹介し、栗原の食の魅力や地域文化、風習、景観の美しさなどを、くりはら研究所で撮影した写真や文章で伝えます。

※「第5回栗原市写真展 ふるさと再発見」(主催:栗原市教育委員会)の特別企画として実施します。

【同時開催】「世間遺産」写真展

写真展・藤田 洋三 氏の眼差し

写真:写真家 藤田洋三氏

 写真家 藤田 洋三(ふじた ようぞう)氏が栗原を訪れた際に撮影した、「ねじりほんにょ」や「長屋門」などの作品約10点を展示します。「写真展 栗原の魅力 食は地域を知る一番の近道]と同時開催です。

藤田 洋三 氏プロフィール
 大分を拠点に、全国の鏝絵(こてえ)、土壁、藁塚(わらづか)、石積みなどの撮影と取材を続けている。栗原市では、「くりはら観光塾」の講師として、地域資源の観方、観つけ方について講演。

〔共催〕第5回栗原市写真展実行委員会

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