写真:渡り鳥の飛び立ちの様子
渡り鳥の飛び立ち

貴重な自然資源の宝庫

写真:はすの花

 栗原市の築館・若柳と登米市にまたがり、ラムサール条約の登録地になっている伊豆沼・内沼は、貴重な自然資源の宝庫です。
 春、やわらいだ日差しに水がぬるむころ、水面にはかわいい水草が緑の顔を出し始めます。
 太陽が熱く燃える夏、ピンク色のハスが、沼一面を鮮やかに彩ります。

写真:渡り鳥の様子

 湖水が夕日に照らされて、銀色に染まる秋から冬は、しばし静寂の時を迎えますが、やがて北国の空からマガンやハクチョウなどの渡り鳥が舞い降りてきます。何万羽という渡り鳥の群れは優雅で神秘的。静かな湖面は、渡り鳥たちの鳴き声とともにいっそう華やかに変わります。
 早朝、渡り鳥はエサを求めて一斉に飛び立ちます。朝日に照らされて飛び立つ様子は幻想的。
 太陽が見えないほど霧が立ち込める日は、突然、霧の奥から鳥の鳴き声と羽ばたく音が聞こえたかと思うと、頭上を渡り鳥が羽ばたいていく驚きと感動のシーンに出会えます。
 渡り鳥の飛び立ちは、自然の雄大さを五感で感じることができます。

 伊豆沼のほとりにある研修、宿泊施設。多目的に楽しめる、スポーツ広場も人気です。
 ウェットランド交流館(伊豆沼交流センター)のページへ移動する

伊豆沼・内沼はすまつり

写真:遊覧船に乗ってハスをみる人

 毎年ハスの開花時期にあわせて、「伊豆沼・内沼はすまつり」が開催されます。期間中は小型遊覧船が運航され、湖上からハスが観覧できます。
 

 伊豆沼・内沼はすまつりのページへ移動する

観察できる多種多様な生物

写真:一斉に飛び立つマガン 伊豆沼・内沼の生物で人気があるのは、ガン・カモ・ハクチョウなどの鳥類。特にマガンは、宮城県北部だけに飛来する貴重な渡り鳥です。
 その他にも魚類、昆虫類など多種多様な生物が生息しています。
 伊豆沼・内沼で確認されている魚類は13科38種で、これらは大部分がコイ・フナ・ウナギ・モロコ・ワカサギなどの淡水の普通種。なかには、淡水のエビも生息しています。
 伊豆沼・内沼に見られる鳥類は233種で、トンボ類は38種にのぼります。なかでも水辺を生息地とするイトトンボ類は、たくさん見ることができます。

 伊豆沼・内沼の自然や飛来する渡り鳥を詳しく知ることができます。伊豆沼のほとりにあります。
 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターのサイトを開く(外部リンク)

 伊豆沼・内沼に数多く生息する昆虫の標本などが見られます。内沼のほとりにあります。 
 サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)のページへ移動する

ラムサール条約

 ラムサール条約とは、1971年イランの都市ラムサールにて締結された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。この条約は、水鳥の生息地を守る目的で出発しましたが、湿地の生態系保護への範囲が拡大されてきています。条約を結んだ国は、人間と湿地が共生し、生態系をこわさずに接続的に資源を利用していく「ワイズ・ユース(賢明な利用」)の精神に基づく湿地の保全に努めています。
 日本は、釧路湿原を登録湿地として、1980年にラムサール条約に加盟し、順次登録湿地を増やしてきました。1985年に登録湿地となった「伊豆沼・内沼」、2005年に登録された大崎市、栗原市にまたがる「蕪栗沼・周辺水田」を含め、現在の日本国内の登録湿地は、33カ所となりました。
 登録湿地の詳しい情報は、外務省や環境省のホームページをご覧ください。

 伊豆沼・内沼に生息する淡水魚を観察できます。伊豆沼のほとり、登米市にあります。
 登米市:登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターのページを開く(外部リンク)

 外務省:ラムサール条約のページを開く(外部リンク)

 環境省:ラムサール条約と条約湿地のページを開く(外部リンク)