第6回「ゆっくりひとめぐり」栗駒山麓観光写真コンクール審査結果

入賞作品紹介 

最優秀賞 1点

画像:最優秀賞「山のめぐみの米納め」

第6回最優秀賞  

「修行」

五十嵐 敏紀 さん(秋田県横手市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏

仙人修行されている方の上に虹がかかった瞬間を見事にとらえ、その場の静謐な空気感が伝わってきた秀作です。

流れ落ちる滝と人物との画面配分で滝の高さを表現。やや早めのシャッタースピードの選択により、滝の勢いが表現され、その修行の厳しさも伝わってきました。余分なものを削ぎ落としたモノトーンの中で、虹色の彩りが印象的でした。

優秀賞 4点

画像:優秀賞「朝霧の詩」

第6回優秀賞 秋田県湯沢市長賞

「栗駒山から鳥海山を望む」

若松 満 さん(秋田県大仙市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏

ポイントとなる手前の枯木は、火山の山「栗駒山」を象徴的に表現しています。その奥にはゆったりとした山容の鳥海山。夕方の斜光線と柔らかな色合いが画面に奥行き感を与えてくれています。若干右手前の樹木の入り具合とピントの甘さが気になりましたが、豊かな色彩のバリエーションに引かれ上位入賞となりました。

画像:優秀賞「明けの舞」

第6回優秀賞 宮城県栗原市長賞

「放つ」

星 賢二 さん(宮城県登米市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏

祭りのイベントで行なわれたのでしょうか、火縄銃の発砲の瞬間を見事にとらえています。赤い火花や煙がリアルで臨場感があり,発砲の音まで聞こえてくるようです。始めは背景の建物や見学の人々をもっと整理した方が良かったと思いましたが、じっくり見ているうちに、逆に何か時空を超えた感覚を醸し出しているように見え,そのギャップが面白く感じました。

画像:優秀賞「里山の初夏」

第6回優秀賞 岩手県一ノ関市長賞

「俯瞰 骨寺村荘園稲田」

高橋 貞勝 さん(岩手県奥州市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏

初めてドローンでの撮影作品を選ばせてもらいました。いにしえの景色を彷彿とさせる見事な鳥瞰図です。黄金色の豊かな田園がどこまでも広がるスケール感のある作品です。今後もドローンでの作品が増えて行くものと思われますが、決められたルールを守りながら撮影していくようお願い致します。

画像:優秀賞「朝焼けに染まる湿原」

第6回優秀賞 秋田県東成瀬村長賞

「湿原初夏」

栗田 克春 さん(秋田県雄勝郡)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏

数センチにこだわらなくてはワイドレンズは使いこなせないものですが、作者はレンズワークの上手な方とお見受け致しました。手前のミツガシワの配置で写真の仕上がりは90%決まってきます。その場の気象条件をも味方に付けて上質な空気感を醸し出しています。少しピントの甘さが気になりましたが、ハイキー調の露出がその甘さを打ち消しています。

入選 5点

画像:佳作「栗駒秋一景」

「紅のたんぼ」

菅原 聖 さん(東京都江戸川区)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏
紅色から広がる藍色の空の階調がなんとも強烈で美しい作品です。赤く染まる山並みだけに目を奪われそうなシーンですが、あえて広角レンズで手前の早苗の田んぼを広く映し込んだことによって、主題が田園になりました。植えられたばかりの早苗のV字に広がるシルエットがかわいらしくもあり、朝焼けの色は豊作を祈る予祝の色のようにも見えました。

画像:佳作「春」

「毛嵐に舞う」

窪田 哲夫 さん(宮城県角田市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏
まだ微睡みの中、ようやく目覚めた鳥達が飛び立つ。静かな伊豆沼が目覚め始めた瞬間を叙情的にとらえています。

全体を覆う朝焼けのハーフトーンのせいなのでしょうか、毛嵐の厳しい条件のはずなのに、なぜかのんびりとした雰囲気を感じました。競争率の激しい被写体の一つの伊豆沼ですが、最後まで心を離さない秀作です。

画像:佳作「里山の春」

「雪の米収め」

高橋 清 さん(岩手県西磐井郡)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏
選んでからわかったのですが、同じ祭りの撮影で昨年の最優秀賞を取られた方だと気がつきました。手前に積もった雪をしっかり入れこんだ構図、望遠レンズで圧縮効果を狙ったレンズの選択、自分のイメージを作り上げる為のモノクロの仕上げ、一つのテーマにしっかりと取り組み、祭りを知り尽くしているからこその冷静な判断だと合点がいきました。

画像:佳作「不動の滝秋景」

「紅葉とスカイブルー」

小野寺 嘉津夫 さん(岩手県一関市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏
「スカイブルー」と作者が表現していますが、不思議な色合いの沼ですね。この沼の青色と紅葉の美しさ、快晴の空は選者の心を一瞬でとらえました。

撮影ポジションをもう少し右に移動し、沼の右手の立ち枯れの木立を手前に配置してみたらはどうだったでしょうか?もう少し奥行き感を出すことができたと思います。

画像:佳作「伊豆沼暮情」

「セノードッコドセー」

千葉 耕士 さん(岩手県一関市)

【講評】写真家 小松ひとみ 氏
4年に一度の大名行列とのコメント。地域で大切に守り伝えられた行事をしっかりととらえています。ポイントとなるのは、右手前の方の力強い姿勢です。この方の構え次第で写真の印象は大きく変わってくるでしょう。ぐっと腰をおろして構える行列の担ぎ手の躍動感と真剣さが画面から伝わってきました。4年後も是非カメラに納めていただきたいと願っています。

審査員

写真家 小松 ひとみ 氏
1956年仙北市(旧角館町)生まれ。角館南高校卒業後、株式会社ユニチカでバスケットボール部に所属、選手・コーチ・マネージャーとして活躍。80年日本代表マネージャーとして世界選手権出場。83年フォトライブラリー「黎明舎」勤務。95年写真集『光彩』上梓。99年小松ひとみ写真事務所設立。北東北の四季や花をテーマとした風景写真を中心に、温泉、職人など幅広く撮影。各種雑誌、カレンダーなどで風景写真を中心に作品を発表している秋田県を代表する写真家。仙北市(旧角館町)在住。

応募作品

111点

発表・表彰式・作品展示

  • 発表
    2017年(平成29年)3月上旬に入賞者へ直接通知したほか、平成29年3月1日(水曜日)発行『広報くりはら』及び栗原市公式ウェブサイトへ掲載、報道機関への情報提供などで周知しました。
  • 表彰式
    2017年(平成29年)3月22日(水曜日)に一関市にて表彰式を行いました。
  • 作品展示
    2017年(平成29年)3月22日(水曜日)から3月29日(水曜日)まで一関市民センター(なのはなプラザ)3階展示スペースにおいて、応募いただいた全作品の展示を行います。ぜひご覧ください。 

問い合わせ先

第6回「ゆっくりひとめぐり」栗駒山麓観光写真コンクール事務局
〒021-8501 岩手県一関市竹山町7番2号
一関市商工労働部 商業観光課 電話:0191-21-8413
主催:「ゆっくりひとめぐり栗駒山麓連絡会議」
(秋田県湯沢市、宮城県栗原市、岩手県一関市、秋田県東成瀬村)