受賞作品を、原文のまま掲載します。
 本文に読みがなを〔 〕書きで添え、編集の都合上、すべて横書きにしています。
 ※ 敬称略

原文はこちら

ママのじっかのにわにうめた
そつえんいわいのももの木
ポカポカお日さまがあたって
かわいいめが出ていた。
「ねこやなぎかな、ふわふわしている。」
きゅうにママが言った。
わたしもちかよって そーっとさわった
「アアッ、白いモクレンのつぼみ!!」
生活科の教科書を思い出す。
つぼみがふわふわしてきもちいい。
「たけちゃんも さわってごらん。」
おそるおそるさわるたけちゃん。
「ふーん、ふわふわしているよ。」

「アレッ、つぼみからはっぱが出ているよ。」
「これから、花のつぼみが出て、六月にさく
アジサイだよ。」
ばぁばがおしえてくれた。
「へぇ、はっぱのつぼみみたいだね。」
のぞいて、またおどろく。
「ああ、しもばしら。たけちゃん見て見て。」
ふたりでしもばしらをふんだら
サクサクと 聞こえてくるきがした。
ふしぎなたけちゃんのかお。

ゆきがとけて 雨だれになってきた。
「ママ、まるで音楽会みたいだね。」
「白いつぼみが ふわふわふわ。」
「しもばしらが サクサク。」
「とけたゆきが ポタポタ」
ママもいっしょに歌っている。
たけちゃんは歌っているのかな。
とんだりはねている。
なんだか わたしまで
おどりだしたくなった。

「もうすぐせつぶんだね。」
ばぁばもうれしそうだ。